災害時のトイレ環境改善！携帯用ポリ袋トイレ『PeePoo®︎』がグッドデザイン賞を受賞

災害時のトイレ問題を解決する画期的なアイテム！携帯用ポリ袋トイレ『PeePoo®︎』がグッドデザイン賞を受賞

東京都中央区に本社を置くセラフィック株式会社が開発した、大小両用携帯用ポリ袋トイレ『PeePoo®︎(ピープー)』が、2022年度グッドデザイン賞を受賞しました。

『PeePoo®︎』は、東日本大震災の際に発生したトイレ環境問題を解決するために開発されました。従来の簡易トイレは、用途が限定的だったり、後始末に手間がかかったりと、使い勝手の悪さが課題でした。しかし、『PeePoo®︎』は、誰でも簡単に使用でき、衛生的に処理できることを目指し、以下の特徴を実現しています。

設置場所不要で、ダンシートと本体袋で独立して使用可能
コンパクトサイズで持ち運びやすく、嵩張らない
本体袋口を二重にすることで、臭い漏れを防ぎ、衛生的に処理が可能
1回1回後処理をするため、共同設備が汚れる心配がない

これらの特徴により、『PeePoo®︎』は、災害時だけでなく、アウトドアやドライブなど、様々なシーンで活躍することが期待されています。

グッドデザイン賞審査員からの評価

グッドデザイン賞の審査員からは、「これまで多くの袋タイプの携帯トイレは小のためのものが多く、大小兼用というものはあまり存在してこなかった。大を含むものは大抵、便器に掛けるタイプであったり、座るために箱的なものを用意するものが殆どで、携帯するものとしては少し大掛かりであった。またこの商品は後処理に関しても、手を汚さずに汚物をひっくり返し、そのまま燃えるゴミとして廃棄できる。どこまで匂いが封じられるのかだけは実際に試してみないと分からないが、このサイズに収まるトイレとして画期的な商品である。」と、高い評価を受けています。