熊本で開催される「テッラマードレ・ジャパン2025」
この秋、熊本県水俣市で、世界最大級のスローフードの祭典「テッラマードレ・ジャパン2025」が開催されます。このイベントは、スローフード運動の日本版として、食を通じたつながりを深める機会となります。特に注目されるのは、11月1日と2日にわたって行われるプログラムで、参加者は様々な体験を通して、地元の食文化や持続可能な農業について学び、交流を深めることができます。
スローフード運動の背景
「テッラマードレ」はイタリア語で「母なる大地」を意味し、世界160カ国以上が参加するスローフード運動は、20年前に始まりました。この運動は、食を大切にし、持続可能な生産方法を重視することから発展したものです。水俣市で行われる「テッラマードレ・ジャパン2025」も、こうした価値観を背景に、地元と世界が交わる場を提供します。
イベントの概要
公式ホームページでは、当日のプログラムの詳細が発表されており、一般参加者が事前に申し込むことが必要です。スローフードマーケットや生産者会議など多彩なプログラムが用意されており、具体的には以下のようなセッションが行われます。
- - オープニング・開会式 (10:00–10:30)
- - 流域とともに生きる (11:00–12:30)
- - ファーマーズファースト (13:00–14:30)
- - 特別トーク (15:00–16:00)
- - 地元料理を楽しむ夕食会 (18:00–20:00)
また、音楽室や図工室での勉強会も行われ、アニマルウェルフェアや持続可能な地域づくりについての交流が促進されます。
各地の出展者
参加者は、全国から集まる生産者や地方の特産品に触れることができます。地元の魅力を引き出した食品や飲料が数多く出展され、たとえば、熊本の人吉ジビエ工房のジビエ串焼き、徳島の里山を活かした阿波晩茶など、食材の宝庫である日本が誇る逸品が並びます。さらに、台湾や韓国からも出展があり、国際色豊かなマーケットが展開されます。
クラウドファンディングの実施
「テッラマードレ・ジャパン2025」を成功させるため、クラウドファンディングも行われています。このプロセス自体が大切であり、全国の仲間や企業の支援により実現可能となるイベントです。資金の一部を皆様から集めて、共に作り上げるという意義を大切にし、地域の未来を描く内容が展開されます。
参加方法と注意事項
1日目の生産者会議には事前申し込みが必要ですが、2日目のマーケットは自由に入場可能です。収容人数に限りがあるため、参加希望者は早めの申し込みを推奨します。また、公式SNSで最新情報や出展者の詳細が随時発信されているため、チェックしておくと良いでしょう。
まとめ
「テッラマードレ・ジャパン2025」は、地域と国際的な食文化が融合する貴重な機会です。参加者同士の交流はもちろん、地元の様々な食材や文化を知ることができるチャンスが満載です。ぜひ、多くの方々が熊本でのこの素晴らしいイベントを体験し、スローフードの魅力に触れてみてください。