ユニバンスとUMTの電動モビリティプロジェクト
静岡県に本社を置く株式会社ユニバンスが、タイのスタートアップ企業Urban Mobility Tech(UMT)とともに新たな電動モビリティプロジェクトを開始することを発表しました。この提携によって、オンデマンド・相乗り型ライドシェアサービスの展開が期待されています。
1. 電動モビリティに取り組む背景
ユニバンスは長年にわたって駆動系ユニットの専門メーカーとして、自動車の電動化に向けた技術開発に取り組んできました。特にASEAN諸国の急成長を背景に、環境問題や交通の混雑が深刻な課題となっています。これに対処するため、電動TukTukの開発や相乗り型ライドシェアサービスの運営を目指しているUMTとの連携は、非常に意義深いものです。
2. UMTのサービス内容
UMTが提供する「MuvMi」サービスは、タイ・バンコクを中心に展開され、都市部での移動手段としての役割を果たしています。自宅や勤務地から首都圏の交通機関、さらにはショッピング施設までを網羅するこのサービスは、日常的に利用されることで安心安全な移動手段としての地位を確立しています。特に女性や駐在員にとっても魅力的な選択肢となっています。
3. 提携の目的
この提携によって、ユニバンスはUMTが持つ電動モビリティ技術を活用し、新たな商品開発とビジネスモデルの確立を図ることを目指しています。また、ASEAN諸国における電動モビリティ市場の拡大を見越し、駆動系ユニットの専門知識を活かして、商用車や2輪・3輪車の新たな商機も探索しています。
4. 今後の展望
ユニバンスとUMTの共同プロジェクトは、ASEAN諸国における交通の未来を変える可能性を秘めています。電動モビリティの普及は、単に便利な交通手段を提供するだけでなく、環境保護や住民の生活の質向上にも貢献すると期待されます。双方の技術を組み合わせることで、地域社会の社会課題解決にも寄与することができるでしょう。
5. UMTとユニバンスの企業情報
UMTは設立から数年で急成長を遂げ、現在、バンコクを拠点にしています。代表取締役CEO Krisada Kritayakiranaの指導の下、独自の電動モビリティ技術を駆使してサービスの開発を進めています。一方、ユニバンスは60年以上の歴史を持つ企業で、幅広い市場に向けた高品質な駆動系ユニットを提供し続けています。この提携を通じて、両社がどのように進化を遂げていくのか、今後の動向に注目が集まります。
お問い合わせ
本プロジェクトに関するお問い合わせは、ユニバンスの新事業開発室までご連絡ください。担当の清水が対応いたします。