新ソフトウェア「DF BIRD」の登場
DeepForest Technologies株式会社が新たに披露したソフトウェア「DF BIRD」は、まさにドローン技術の進化を象徴しています。このソフトウェアは、ドローンで撮影した複数の画像を基に、オルソ画像や3次元データを簡単に生成することができる優れたツールです。
DF BIRDの開発背景
京都府京都市に本社を構えるDeepForest Technologiesは、森林解析ソフトウェアの開発に特化した企業です。これまでは、森林解析のためには別途SfMソフトウェアを求められるケースが一般的でしたが、DF BIRDの登場により、ドローンを有するユーザーなら誰でも手軽に解析を行える環境が整いました。
DF BIRDについて
このソフトウェアは「Structure from Motion」(SfM)技術を搭載しており、複数の写真から3次元構造を正確に再現します。特に森林のデータ分析に特化して、この機能をオープンソースのOpenDroneMapを基にカスタマイズしています。
使用は非常にシンプルで、撮影した写真と保存する場所を指定するだけで、瞬時にオルソ画像とDSM(デジタル表層モデル)を生成します。また、詳細設定により出力解像度や品質精度を自由に調整可能です。
洗練された機能
DF BIRDの大きな特徴は、描画画面を備えており、生成した画像をその場で確認することができます。これにより、進行中の作業に不安を抱えることなく効率的に進めることが可能です。さらに、面積計算や距離計算機能も内蔵されているため、簡易的な測定ツールとしても利用できます。
利用方法とライセンス
DF BIRDの利用にはライセンスが必要ですが、すでに「DF Scanner」のライセンスを購入している方には、DF BIRDの1ライセンスを無料で提供しています。また、初めての方には2週間の無料トライアルが用意されており、気軽にお試しすることができます。興味のある方は公式サイトにアクセスすることで、直接体験できます。
DF BIRDのトライアルはこちらから
会社概要
最後に、DeepForest Technologies株式会社は2022年に設立され、森林解析ソフトウェアの開発及び販売、さらには森林解析に関するコンサルティング業務を行っています。森林の持つ情報を科学的に解析し、環境保護や持続可能な発展の一助となることを目指しています。
技術の進化が目覚ましい中、DF BIRDは特に森林解析分野における新たな可能性を広げます。今後の展開に大いに期待が寄せられています。