EYストラテジー・アンド・コンサルティング、学生ルール形成アイデアコンテストを開催
2023年12月5日、EYストラテジー・アンド・コンサルティング㈱が主催した「第3回 学生ルール形成アイデアコンテスト」の最終結果が発表されました。このコンテストは、若者が社会についての考えを深め、積極的に参加するきっかけを提供することを目的としています。最優秀賞には、法政大学、東京大学、白百合女子大学の学生からなる「就活民主化プロジェクト(当たり前をやめ隊)」が選ばれました。
助け合いから生まれたアイデア
「就活民主化プロジェクト」は、教育と就活の間に存在するギャップを埋めるための具体的なルールを提案しました。チームを構成するメンバーは、教育が自律的な学びを重視しなければならないとし、このテーマを基に学生自身の主体性を支える制度の重要性を訴えました。
提案された3つのルール
具体的には、以下の3つのルールが提案されています。
1.
学校内民主主義の構築 - 生徒の意見を反映させる制度の整備。
2.
多元的キャリアルートの推進 - 就職活動における多様な選択肢を提供。
3.
教育連携型インターンシップ - 参加者に対して報酬と単位認定を行う。
これにより、若者が主体的に挑戦し続けられる社会を目指すというビジョンが強く示されています。
優秀賞の他の提案
準優勝には、早稲田大学の「孤立と分断を乗り越えるためのルール形成」が選ばれました。この提案は、少子化問題を規範の観点から再設定し、「子どもは社会のコモンズである」という新たな価値観を提唱しました。さらに、教育の多様性を求める提案として、教員免許制度の改革を目指す3位の「誰もが教壇に立てる社会へ」というアイデアも高く評価されています。
参加学生の意義
コンテストを通して、多くの学生が「自分の意見を社会に伝える重要性」を感じてくれたことが、主催者にとっても嬉しい驚きでした。EYの近藤社長も、「若者が自らの声で社会を動かす姿勢が大切だ」と述べており、そのメッセージは多くの参加者に届いています。
変革に向けた次のステップ
今後、優勝した提案を基に、日本国内の政党青年局などへのプレゼンテーションが予定されており、これを機に社会の構造を見直す契機になることが期待されます。
青年の創造力が、これからも社会の様々な課題に対して答えを見つけ出す助けとなることを願っています。ご興味のある方は、来年のコンテストにもぜひ参加してみてはいかがでしょうか?