薬局受付システム「Pas-PORT」の誕生
株式会社OZが新たに発表した薬局受付システム「Pas-PORT」は、患者様が待合室でずっと待たなくても良い新しい体験を提供することを目指しています。このシステムは、全国94店舗を持つ株式会社サエラにて試験導入が開始されることが発表され、期待が寄せられています。
「Pas-PORT」の基本的な概念
「Pas-PORT」は、人とデジタル技術の融合をコンセプトにしており、患者様と薬局スタッフとのコミュニケーションを重視しつつ、業務の効率化を図ります。具体的には、薬局スタッフがタッチパネルを使って受付番号を発券し、待合室のモニターやLINEを通じて患者様へお薬の準備が整ったことを通知します。
薬局の待合環境への新たなアプローチ
薬局運営には、処方内容の確認や調剤など多岐にわたるプロセスがあり、これが待ち時間を引き起こす一因ともなります。特に感染症の蔓延時には、多くの患者様が一堂に会することが感染リスクを高める原因となります。「Pas-PORT」はこの課題に対し、待ち時間そのものの短縮だけでなく、どのように過ごすかという新たな視点を提供します。
患者様は、待機中にショッピングをしたり、車の中でリラックスしたり、子供と共に別の場所で待機するなど、個々のライフスタイルに合わせた選択が可能になります。
「Pas-PORT」の主な機能
1.
受付番号の発券
患者様から処方箋を受け取った後、薬局スタッフがシステムを使って受付番号を発行します。このプロセスでは必ず人が関与し、患者様との大切なコミュニケーションを保ちます。
2.
待合室モニターによる呼び出し
お薬の準備が整うと、待合室のモニターに患者様の受付番号が表示され、スムーズに案内が行われます。
3.
LINEによる通知機能
患者様が外出中でも、お薬が準備されたタイミングでLINE通知が送信され、待機時間を有効に活用できる仕組みです。
4.
人との連携を重視
「Pas-PORT」は、あくまで人を置き換えるためのものではなく、デジタルツールを使って業務を効率化し、より患者様との対話が行える時間を増やすことを目指しています。
サエラ薬局での実践
現在、「Pas-PORT」は株式会社サエラの各店舗にて試験的に導入されています。この試験導入では、患者様の利便性や盗まれている待合室の状況、LINE通知の利用状況、スタッフの反応などを検証しています。
薬局DXへの新たなステップ
「Pas-PORT」はただ患者様への呼び出しを効率化するだけでなく、今後の薬局運営モデルを変革するキーアイデムとされています。最終的には、遠隔処方桁入力の支援システムや、オンライン服薬指導との連携を図り、薬局業務をシームレスに結びつけることで、より一層の利便性を提供する予定です。
株式会社OZのビジョン
株式会社OZの代表取締役CEOである山田猛氏は、「患者様が薬局に来た際の最初の印象が非常に重要」と述べています。「Pas-PORT」は、温かみのある人の応対を大切にしつつも、より快適で効率的な待機環境を提供するものであると強調しています。
会社概要
- 本社:大阪府大阪市
- 代表者:黒野 聖爾
- 本社:東京都新宿区
- 代表者:山田猛
「Pas-PORT」の導入により、従来の薬局体験がどのように改善されるか、今後の展開に期待が高まります。