スクーとTAC、オンラインライブ通信講座提供を開始し教育環境が進化

新しい学びの形「Schoo Swing」に注目

株式会社スクー（以下、スクー）は、TAC株式会社（以下、TAC）に対し、新しい受講形態である「オンラインライブ通信講座」の学習環境を提供することを発表しました。これにより、双方向授業型のラーニングマネジメントシステム「Schoo Swing」は、より多くの教育事業者に活用されることになり、学びのDX（デジタルトランスフォーメーション）が進むことが期待されています。

Schoo Swingの特徴と導入の背景

近年、労働市場において転職が一般化し、DXの進展によって求められるスキルが急速に変化しています。そのため、資格取得やスキルアップに対するニーズも高まり、柔軟で多様な学習環境が必要とされています。これに応える形で、TACでは従来からのオンデマンド型通信講座に加えて、双方向型の「Schoo Swing」を導入することとなりました。

オンデマンド型の学習には受講者自身のペースで進められる利点がありますが、孤立感を感じやすく、モチベーションの維持が難しいという課題も存在します。これらを解決するため、TACは「Schoo Swing」を活用し、リアルタイムのコミュニケーション機能を実装することで、受講者が講師や他の受講者とつながりやすい環境を整えました。アーカイブ受講でも通じて、受講者が講師とのコミュニケーションをリアルタイムで体験できることも特徴の一つです。

取り組みの概要と今後の展望

「Schoo Swing」を利用することで、講義のオンライン配信や受講生の学習データの活用が可能となります。このシステムは、一方通行ではなく、受講者の理解度を把握しながら進める双方向性を持っています。受講者が質問したりリアクションを送ることができる機能もあり、参加者同士のつながりを深めることが期待されています。この取り組みにより、講義の質も向上し、学習効果が高まることが見込まれます。

今後は、高等教育機関に加えて、資格学校やキャリアスクールといった多くの教育事業者に対しての支援を更に推進していく方針です。