創業150周年を迎えるルイスポールセン
1874年に設立されたルイスポールセンは、2024年に創業150周年を迎えるにあたり、その歩みを振り返る特別なコーヒーテーブルブック『Louis Poulsen: First House of Light』を発表します。本書は、ルイスポールセンの歴史を7つの章に分けて描き、過去未発表のアーカイブ写真や歴史的なエピソードを紹介しています。
光の巨匠たちとの出会い
この書籍は、デンマークの一般家庭に電気の光が普及する時代に始まり、ルイスポールセンの小さなワイン輸入業者としてのスタートを振り返ります。その後、光の巨匠と呼ばれるポール・ヘニングセン、モダニズムのカリスマであるアーネ・ヤコブセンやヴィルヘルム・ラウリッツェン、そして独創的なデザイナーであるヴァーナー・パントンの貢献にも焦点を当てています。
現代では、日本でも評価される建築家やアーティストたちとのコラボレーションが進行しており、オラファー・エリアソンやアンヌ・ボイセンなど、多種多様なクリエイターとの関わりが紹介されています。これにより、ルイスポールセンのデザインがどのように進化してきたのか、多角的に検証されています。
ルイスポールセンの哲学とデザイン
ルイスポールセンがこれまで追求してきたのは、単なるランプのデザインに留まらず、屋内外で人々が心地よく感じる雰囲気を生み出す光の形です。そのため、同社の製品はどんなスタイルの空間でも調和するように設計されています。光の持つ魅力を最大限に引き出すことが、ルイスポールセンのデザイン哲学です。
書籍の発売とイベント情報
『Louis Poulsen: First House of Light』は、日本国内では2024年9月21日からルイスポールセン東京ストアおよび公式オンラインストアで発売される予定です。税抜き価格は13,200円。なお、一般販売の詳細については、Phaidon社のウェブサイトで確認できます。
また、書籍発売を記念して著者TF・チャンを招いたトークイベントも開催されます。トーク終了後には、サイン会も予定されており、訪れる人々にとって特別な機会となるでしょう。
トークイベント概要
- - 日時: 2024年9月21日(土)15:00-16:00
- - 場所: ルイスポールセン東京ストア
- - ゲスト: TF・チャン
- - 参加費: 無料(事前申し込み必要)
同時開催として、150周年を記念した特別展示「Celebrating 150 Years of Light in Tokyo」も行われます。1925年に発表されたパリランプの特別展示を含め、ルイスポールセンの歴史的なアイコンプロダクトが一堂に揃います。展示は2024年9月20日から10月16日までとなっており、光のデザインの歴史に触れる貴重な機会です。
ルイスポールセンの今後の展望
落ち着いた優しい光をもたらす製品デザインだけでなく、世界初の直営旗艦店「ルイスポールセン東京ストア」も2023年11月にオープンし、ルイスポールセンは今後もさらに進化し続けることでしょう。光をかたちづくるという哲学のもと、ルイスポールセンはデザイナーやアーティストとの絆を深めながら、未来の光の可能性を追求していく姿勢を明確に示しています。