鳴子農園のジェラート屋が遂にオープン!
宮城県大崎市、鳴子温泉に位置する鳴子農園が、2023年10月24日に新たにジェラート屋をオープンしました。農業を新たに始めた代表の山口氏は、約二十年間の金融業界での経験を持つ異色の経歴の持ち主であり、農業の未来を真剣に考えて進出した結果、自らの農園が誕生しました。
背景には何があったのか?
山口氏は、野村證券にて金融業務を15年間、さらにデロイト・トーマツファイナンシャルアドバイザリーで7年間のキャリアを持っています。彼は、農業分野における次世代承継の問題を重視し、自らの手で農業を進めていく決意を固めました。約1万坪の土地を購入したのも、そのビジョンの一環です。
古くは耕作放棄地であったこの土地は、雑木林と化していましたが、山口氏は自ら開拓に乗り出しました。草刈りから重機の免許取得、井戸掘り、さらには事務所作りまで、一から手作業で進めた努力の結果、2023年にはブルーベリーやヘーゼルナッツの栽培に成功しました。
新たな挑戦、ジェラート屋の目的
なぜ、農園でジェラート屋を開くことになったのか?それは、農業で獲れた作物を有効利用し、長期保存できる形として提供できる点です。ジェラートはマイナス18度以下で保存するため、賞味期限が長く、規格外の農産物でも魅力的な商品に変身させることができます。これは、農業と非常に相性が良いと山口氏は考えました。
また、地域の農家や酒造りに関わる方々とのコラボレーションも視野に入れています。地元生産の日本酒や酒粕、果物などを活用し、地域の特色ある味をジェラートで表現することで、地元経済の活性化にも寄与できると信じています。
ジェラート屋のメニューと価格
新たに開店したジェラート屋では、地元ならではのユニークなメニューが並びます。現在のメニューには、ミルク、ブルーベリー、チョコヘーゼルナッツ、日本酒&酒粕など、多彩なフレーバーが用意されています。
特に「日本一辛い黄金唐辛子」は、他では味わえないスリリングな体験を提供しており、訪れた方に驚きと感動を与えています。
会社と店舗概要
株式会社ユナイトが運営するこのジェラート屋の本社は、宮城県大崎市鳴子温泉に位置しています。設立は2022年で、現在6名の従業員が在籍しています。
オープン初日には多くの地域住民が訪れ、鳴子農園の新たな試みを応援しました。これからも、このジェラート屋がどのように成長していくのか、期待が高まります。地域の魅力を再発見できるこの場所を、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
まとめ
新規就農者による鳴子農園のジェラート屋は、地域の特色を生かした新しい食の楽しみを提供しています。この場所が地域での農業の未来にもつながることを願ってやみません。ナチュラルでユニークなジェラートを楽しみながら、ぜひ農業の魅力にも触れてみてください。