仲間はずれのない社会を目指すサッカーの取り組み
NPO法人ダイバーシティサッカー協会が、ノルウェーで行われるホームレスワールドカップへの日本代表チームの派遣を目指し、クラウドファンディングを開始しました。この活動は、すべての人々が共に支え合う社会の実現を目指し、スポーツを通じて仲間はずれのないコミュニティを築くことを目指しています。
ダイバーシティサッカー協会の設立目的
ダイバーシティサッカー協会は、2017年7月に設立されました。その背景には、様々な社会的困難に直面する人々が、サッカーを通じて自分自身を表現する場を得ることがあるのです。強いメッセージを持ったこの団体の活動には、ホームレスや精神障害、LGBTなど、多様な背景を持つ当事者が参加しています。
これまでに、当協会が主催したフットサルやサッカーイベントには1,500人以上が集まり、交流を深めながら相互理解を図ってきました。
ホームレス・ワールドカップへの挑戦
昨年、日本代表チームはソウル大会に13年ぶりに出場しました。この大会には38カ国から450人の選手が参加し、熱い戦いを繰り広げました。この経験を通じて、多くの参加者から「自分も何かに関わりたい」という声が寄せられました。ホームレス・ワールドカップへの出場を継続することで、新たな挑戦を求める方の手助けを行いながら、みんなが共に生きる社会を築く基盤を広げることができると考えています。
日本代表チームの活動だけでなく、周囲の応援があってこそ可能になる機会です。地域の皆さんが参加することで、団体の目的である自分らしくいるための居場所を提供できると信じています。
クラウドファンディングの詳細
ダイバーシティサッカー協会は、2025年5月14日から6月30日まで、クラウドファンディングを展開しています。目標金額は3,500,000円で、集まった資金は日本代表チームの渡航費や練習会の費用に充てられます。具体的には、選手8名、スタッフ2名の渡航費、練習会や選考会の会場費用に使用される予定です。
このプロジェクトは、2025年8月23日から30日まで開催されるオスロ大会に向けた重要なステップです。参加できることが一生に一度の機会とされる大会で、参加者の人生に新たな目標を見出すきっかけを作ることが期待されています。
ダイバーシティサッカー協会について
この団体は、ホームレスや若年無業者、ひきこもりといった社会的困難を抱える人々に、サッカーや様々な活動を通じて「好きなことを思い切り楽しむ」機会を提供しています。そして、全ての人が包み込まれる社会の実現を目指しています。
詳しくは公式サイトをご覧ください:
ダイバーシティサッカー協会
この取り組みに賛同し、支援してくださる方々の応援が必要です。参加者にとって、サッカーが新たな人生の一歩となり、仲間との出会いを通じて新たな可能性が広がることを願っています。
私たちと一緒に、仲間外れのない温かい社会を作り上げていきましょう!