Wi-Fi HaLowでIoTの新たな時代を切り開く「EAP112」
株式会社ビーマップは、最新のIoTゲートウェイ「EAP112」を発表し、その販売を開始しました。この新製品はWi-Fi HaLowとLTEバックホールを搭載し、エンタープライズ向けの屋外対応Wi-Fi 6アクセスポイントとして、特にIoT機能の強化に重点を置いています。
EAP112の特長
「EAP112」は、920MHz帯を使用するWi-Fi HaLowを搭載しているため、通信距離が約1kmにも及び、最大20Mbpsの速度を実現します。この通信特性によって、大量のデータをリアルタイムで伝送することが可能で、従来の技術では難しかった映像や画像の伝達も容易になります。
さらに、LTEバックホール機能により、LANケーブル設置が困難な場所でも自由に設置でき、高い設置の柔軟性を提供します。そして、IP65等級の防塵・防水性能を備え、-30℃から50℃の幅広い温度範囲で使用できるため、厳しい環境でも安心して運用できます。
CES 2024でのデビュー
「EAP112」は、CES 2024において、ビーマップのビジネスパートナーであるEdgecore Networks CorporationおよびMorse Microとの共同発表でお披露目されました。その後もWIRELESS JAPAN 2024やCEATEC 2024での展示を通じて、日本国内での販売をお知らせしました。
この新型Wi-Fiアクセスポイントは、従来のWi-Fiアクセスポイントとしての機能に加え、matterコントローラーとしても機能します。matterは、スマートホームを実現するための共通規格であり、多くの企業が参加しています。これにより、異なるメーカーのスマートデバイスが連携し、より高度なスマートホーム環境を実現します。
「おうちモニタ」との連携
ビーマップでは、「おうちモニタ」と呼ばれる高齢者生活見守りサービスも展開しています。このサービスにEAP112が連携することで、さらに質の高い見守りが実現。電力使用量をAIで分析し、高齢者の生活を支援するこのサービスは、IoT技術の応用例として注目されています。
地域のIoT活用に向けて
「EAP112」は、特に広大な敷地や厳しい自然環境下でのIoTソリューション構築を支援します。従来のWi-Fi通信の限界を克服し、新たな可能性を見出しました。企業や自治体において、IoTを活用した地域振興やスマートシティの実現に寄与することでしょう。
この新しいアクセスポイントの登場により、私たちの生活がさらに便利で安全なものへと進化していくことが期待されます。ぜひ、「EAP112」を通じて、次世代のIoT社会を体感してください。詳細了の仕様については、ビーマップの公式ウェブサイトで確認できます。