福岡市のAIごみ分別サービス
福岡市では、LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社と共同で、家庭ごみの分別を手助けする新しい支援サービスの実証実験を開始します。特に2026年2月1日からは、従来のプラスチックのみならず、すべての家庭ごみを対象にした判定が可能となります。この取り組みは、市民が日常的に抱える「これは何ごみなのか」という疑問を解消することを目的としています。
生成AIによる分別判定
このサービスは、スマートフォンのカメラで分別したい物を撮影するか、その名称を入力するだけで、生成AIが即座に判定します。ユーザーは、どのごみとして分別すべきかを簡単に知ることができ、正しい出し方の情報も得ることができます。市民から寄せられた意見を基に、プラスチック以外のごみも判定できるようサービスが拡充され、より実用的なものとなっています。
実証実験の成果と在り方
これまで、2025年に実施された実証実験では、AIによるプラスチック分別の判定機能が強く評価されました。「その場ですぐ判断できた」「詳しい説明があり分かりやすかった」といった声が多く上がり、市民の期待感が高まっています。しかし同時に、「プラスチック以外のごみも判定できると助かる」といった要望も噴出しました。
サービスの進化と改善点
これらのフィードバックをもとに、2026年2月には、「燃えるごみ」「燃えないごみ」「空きびん・ペットボトル」「粗大ごみ」といったカテゴリーを追加します。さらに、操作方法やデザインも見直され、より直感的で使いやすいインターフェースになる予定です。これにより、ユーザーのごみ分別の不安を和らげることを目指しています。
未来の実証実験について
今後の実証実験は2026年2月1日から28日まで行われます。福岡市内の選定された地区の約4,000世帯が対象となるほか、福岡市のホームページからも誰でも体験が可能です。このサービスはLINEアプリで動作するため、ユーザーは気軽に参加できます。
また、利用者からの満足度をリアルタイムで取得し、今後の改善に役立てるための評価ボタンも設置されます。あわせて、利用者の声を基にした事後アンケートも行い、使いやすさや有用性の確認を行います。
市民の期待
2025年10月と11月に実施された以前の実証実験では、86.6%の参加者が「使いたい」と回答し、90%以上がAIの判定結果に対し期待以上の評価をしました。この結果は、市民がこの新しいサービスに対し高い期待を寄せていることを示しています。
特に、「24時間いつでも無料で判定してくれる」「操作がシンプルで使いやすい」といった点が非常に評価される一方で、改善点としては「ボタンが押しにくい」といった具体的な意見も寄せられています。
まとめ
福岡市が推進するこのAIごみ分別支援サービスは、今後のスマートシティ化の一環として、市民にとってさらに便利で快適な生活環境を提供することを目指しています。将来的には全家庭ごみの判定に対応し、情報収集に役立つ重要なツールとして成長することが期待されています。