パイロットコーポレーション、生理痛体験会を初開催
株式会社パイロットコーポレーションは、すべての社員が安心して働ける職場環境を目指し、多様性と健康への取り組みを強化しています。その一環として、2025年11月4日(火)に女性特有の健康課題である生理痛の理解を深めるための『ピリオノイド』生理痛体験会を開催しました。この取り組みは、パイロット保険健康組合の協力を得て実施されました。
生理痛の背景と目的
生理痛は、女性の約80%が何らかの痛みを経験しており、特にその症状が重い方にとっては日々の生活や仕事に重大な影響を及ぼすことがあります。しかし、痛みは外見からは見えないため、周囲の理解を得られにくいのが現状です。今回の体験会は、そんな“見えない痛み”に対する理解を促進し、職場での思いやりや配慮を育むことを目指しています。性別や役職を問わず、全社員が互いの健康課題に関心を寄せ、支え合う文化を形成することが大切です。
実施概要
- - 開催日:2025年11月4日(火)
- - 対象者:パイロットコーポレーションの従業員
- - 参加人数:55名(男性41名、女性14名)
- - 内容:生理痛の疑似体験を行う専用機器『ピリオノイド』を使用し、筋肉の収縮刺激を実施。さらに、月経やPMS(月経前症候群)に関する基礎知識をパネル展示を通じて紹介しました。
参加者の感想
体験会に参加した社員からは多くの声が寄せられました。以下はその一部です。
社員A(男性)の感想
「内部からの鈍痛に耐えられず、刺激が加わる度に背中が丸まってしまいました。こうした痛みと戦いながら仕事をする女性の大変さが少し理解できました。」
社員B(男性)の感想
「想像以上の痛みでした。特に腹部が強く締め付けられるような感覚が印象的で、その痛みが続くことに驚きを覚えました。満員電車で通勤し、通常通りに業務を行うことができる自信はありません。生理期間中に女性がパートナーに対してイライラしてしまう気持ちが少し理解できました。」
社員C(男性)の感想
「弱・中・強の3段階を体験しましたが、その辛さは想像以上でした。特に“強”の体験は業務を行うことが考えられないほどの辛さでした。生理痛に関する知識はありましたが、疑似体験を通じて深い理解が得られました。このような体験は多くの人にしてもらいたいです。」
今後の取り組み
パイロットコーポレーションでは、2025年8月から定期的に『女性の健康セミナー』を開催し、社員の健康意識向上に向けた取り組みを継続しています。また、今後も社員の健康に対する理解を促進し、誰もが働きやすい職場環境を築くための努力を続けていく方針です。
生理痛体験会の様子
このように、パイロットコーポレーションが実施した生理痛体験会は、参加者にとって貴重な学びの場となり、職場での理解を深める大きな一歩となりました。今後もこのような取り組みを通じて、より良い職場環境の実現を目指していきます。