株式会社NAGARAと福寿園、介護ICTの未来を共に創る連携協定

名古屋の企業が介護福祉の未来を切り拓く

愛知県名古屋市に本社を構える株式会社NAGARAは、地域最大の社会福祉法人である福寿園と連携協定を結び、介護分野での音声AI活用を進めることが明らかにされました。2025年7月25日付けで交わされたこの協定は、ICT技術を駆使した介護現場の生産性向上を目指すものです。

協定の詳細と背景

今回の協定は、NAGARAが開発した音声AIを活用した介護記録ソフト「ながらかいご」の実証実験を行うことを中心に据えています。これにより、介護職員が本来のケア業務に専念できる環境が整い、地域福祉の質の向上が期待されます。

NAGARAの岡田一輝代表取締役は、「初めてのご相談を福寿園様にしていただいたことが私たちのスタートでした。福寿園の支援に感謝の念を持ちながら、この連携を通じてより高いレベルのサービスを提供したい」と語っています。

音声AIによる介護記録の革新

音声AIの導入によって、介護記録の自動化が進むことが期待されています。実際、介護現場での多くの時間が記録作業に費やされているため、このソフトは職員の負担を大幅に軽減し、より良いケアを提供する手助けとなるでしょう。

福寿園の期待感と展望

福寿園の理事長、古田周作氏はNAGARAの取り組みに深い感銘を受けており、「新しい技術に対する若い職員たちの関心が高まり、シフト作成などの複雑な業務を軽減することで、職場環境の質が向上することを期待しています」とコメントしています。さらに、介護業界が「最先端の技術を活用できる職場」であることを広める機会にもなると述べています。