ルームクリップが新たに住文化のアーカイブプロジェクトを開始

ルームクリップが新たに住文化アーカイブプロジェクトを開始

ルームクリップ株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役CEO：髙重正彦）は、同社が運営する日本最大級の住生活ソーシャルプラットフォーム"RoomClip"において、"RoomClip 住文化アーカイブプロジェクト"を始動しました。このプロジェクトは、膨大なデータに基づき、日本の住まいに関する文化的価値を探求し、広く社会に還元することを目的としています。

プロジェクトの背景

RoomClipでは、2012年から住宅の実例写真が投稿され続けており、現在では650万枚を超える写真が蓄積されています。これらは単なるインテリア写真ではなく、日本人の住空間への意識や実践の変化を示す貴重な文化資料として重要視されています。ルームクリップは、これらのデータの価値がSNSコンテンツを超えた文化的価値を持っていると判断し、未来の住文化に貢献するために本プロジェクトを立ち上げました。

第一弾の取り組み

第一弾として、関東学院大学の神野由紀教授との共同研究が始まります。神野教授はインテリアデザイン史や消費文化研究の専門家であり、"日本における趣味の大衆化とインテリア実践に関する考察"というテーマの下、科学研究費助成事業に採択されています。今後、2024年の4月から7月までの間、神野教授の研究室と連携しデータ分析を行い、その成果を学内展示で発表する予定です。

神野由紀教授のプロフィールとコメント

神野由紀は、関東学院大学人間共生学部の教授であり、近現代日本のデザイン文化史の専門家です。彼女は多数の著書を執筆しており、デザインと文化の関連について深く考察しています。コメントの中で、彼女は20世紀初頭のインダストリアルデザインが私たちの美意識に与えた影響について述べ、学生とともにデザインの歴史とその変遷について探求する意義を強調しています。

ルームクリップのビジョン

ルームクリップ株式会社の髙重正彦CEOは、ユーザーが共有する"日常の創造性"の記録が、文化的価値を持ち未来へとつながることを目指しています。多くのデータを分析し、学術的な視点での文化の探求に寄与することが期待されています。このプロジェクトを通じて、ルームクリップはサービス提供を超えた文化的な貢献を果たしていくとしています。

ルームクリップ株式会社について

ルームクリップ株式会社は、2011年に設立され、ユーザーがインテリア写真を投稿し、共有できるプラットフォーム"RoomClip"を運営しています。今では多くのユーザーが参加し、年間を通じて多くのメディアに紹介されるなど注目を集めています。ルームクリップは、実際に人が生活する部屋写真とデータが集まる日本で唯一のサービスです。