香りをAIで創出
2025-02-14 17:51:44

山口県立大学と連携!AIで香りを創出する新たな試み

山口県立大学とAIの融合



近年、嗅覚のデジタライゼーションが進む中、SCENTMATIC株式会社は「KAORIUM」という香りを言語化するAIシステムを開発しました。このAIは、香りと言葉の相互変換を可能にし、利用者は香りを言葉で捉えたり、その逆に言葉から香りを感じ取ったりすることができます。香りは記憶と深く結びついており、五感の中でも特に感情に影響を与えることが知られています。今回、このKAORIUMが山口県立大学の「地域デザイン展2025」において、地域の魅力を視覚と嗅覚で同時に伝えるための重要な役割を果たしました。

地域資源を活かしたデザイン展



山口県立大学では、地域の文化や資源の振興を目的に「地域デザイン実習」などの教育・研究が行われています。「地域デザイン展2025」では、学生たちが地域資源を活用したデザイン作品を展示し、そのプレゼンテーションも行われました。その中で、山口県に関連する香りを創出するために、学生・教員が協力してKAORIUMを使用しました。

今回の展示では、山口の伝統産業や名所を思い起こさせる香りが作成され、観覧者はそれを通じて地域の魅力を直接感じることができました。特に「山口県」、「大内人形」、「瑠璃光寺」というテーマに基づき、それぞれのイメージに合わせた香りとデザインが具現化されたことは、訪問者に新たな感覚体験を提供しました。

香りの展開とアートの融合



さらに、本展の一環として、山口情報芸術センター(YCAM)主催の「コロガルあそびのひゃっかてん」と連携し、創出した香りにインスパイアを受けた絵画も制作されました。これにより、香りと視覚の両方から地域の魅力を発信する試みが行われました。

KAORIUMの今後の可能性



セントマティック社は、KAORIUMを様々なシーンで活用し、香りを通じて新たな顧客体験を提案していくことを目指しています。香りと言葉を繋げるAIの影響は、フレグランス業界だけにとどまらず、飲食文化や購買体験、感性教育など、各分野における新しいビジネスチャンスとして期待されます。さらに、これにより人々の日常生活に新たな感覚的価値を提供することが可能になるでしょう。

SCENTMATIC株式会社について



2019年に設立されたSCENTMATICは、香りと言葉を結びつけることを中心としたビジネスデザインの集団です。彼らは「嗅覚のデジタライゼーション」に取り組み、香りを体験することによって人々の感性を進化させようとしています。代表取締役の栗栖俊治氏は、未来の香り体験の可能性を広げるためのプロジェクトに力を注いでいます。

このような取り組みを通じて、山口県とSCENTMATICは地域の魅力を新しい形で伝え、地域社会との絆を深める効果を生み出しています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
SCENTMATIC株式会社
住所
東京都渋谷区恵比寿4丁目22番7号 3階
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。