愛知の誇り、下村畜産の快挙
愛知県大府市に本社を置く株式会社下村畜産は、黒毛和牛「下村牛」の生産者としてその名を馳せています。この度、同社が育てる和牛が、名古屋市中央卸売市場南部市場で行われた「令和7年度第2回肉牛枝肉共励会」において、最高位の「愛知県知事賞」を受賞しました。この受賞は、2019年から数えて13回連続という、まさに偉業と言える成果です。
受賞の背景
「下村牛」がこのような高評価を得る背景には、長年の飼育技術の蓄積と、一頭一頭に対する真摯な姿勢があるといいます。それにより、同社の和牛は品質日本一クラスとして、確固たる実績を築き上げてきました。これまでの取り組みを振り返ると、質の高い牛肉を提供するために欠かせない努力があったことは明白です。
新牛舎の建設と環境改善
さらに、下村畜産では現状の飼養頭数を年間約4,800頭から2030年には10,000頭に増やす目標を掲げています。そのために、新たな牛舎を建設し、既存の施設の改修も進めています。この牛舎には、地球温暖化対策や猛暑時の対策として、熱がこもりづらい高天井構造が採用されており、スプリンクラーによる温度管理が行われています。
また、自動給餌機の設置数を増加させることで、牛の食事環境を改善し、スタッフの負担を軽減することにも力を入れています。これにより、より良い飼育環境が整えられ、さらなる品質向上が期待されています。
下村牛の特長
「下村牛」は他の和牛と一線を画す存在です。旨味成分のグルタミン酸は通常の和牛の約30倍も含まれており、濃厚でリッチな味わいが特長です。脂肪にはオレイン酸が豊富に含まれているため、融点が低く、人肌で溶けるほどの口どけの良い肉質を誇ります。
自社で運営する焼肉店「三代目下村牛」では、97%のお客様から「美味しい」との高評価を受けており、その人気は高まる一方です。「また食べたくなる和牛」として、たくさんの支持を集めています。
未来への展望
13回連続受賞の実績を背景に、新たな牛舎の完成や飼育頭数の拡大により、下村畜産は「量」と「質」の両立を目指します。経営理念の「安心で美味しい牛肉をつくり続け、すべての人に笑顔と活力を提供する」という思いのもと、国内外問わずお客様に喜ばれる和牛づくりにグループ全体で邁進していきます。また、マレーシア、インドネシア、UAE(ドバイ)、台湾などへも輸出を拡大し、世界中に日本の素晴らしい和牛を届けることが期待されています。