社会参加を促進する「Poteer」とは
「Poteer(ポティア)」は、AI技術を活用して障がい者が社会に参画し、経済的自立を目指すための新しいプラットフォームです。日本においては、約416万人もの障害者が就労できていない現実があります。特に重度の障害を持つ方々は、社会に参加する機会や経済的な自立の道が限られています。これに対し、私たちはAIの力を借りて、彼らが創造的なアウトプットを生む手助けをすることを考えました。
サービスの概要
「Poteer」は、障がいを持つ方々の日常生活のデータを収集し、それをAIがデザインやビジュアル素材に変換するサービスです。具体的には、視線の動きや歩行の跡、声のリズムなどのデータを活用し、その結果生まれたクリエイティブ素材を企業やクリエイターに販売します。こうして得られた収益の一部は、サービスを利用している障がい者に還元される仕組みです。
また、私たちのサービスは全ての障がい者に対応するバリエーションを持っており、それぞれのニーズに応じたデータ収集方法を模索しています。
データ収集から製品作成まで
「Poteer」のプロセスは以下の通りです:
1.
データ収集: 障がい者の日常生活のデータをさまざまな方法で収集します。
2.
AI変換: 集めたデータをもとに、AIが素材を生成します。
3.
販売と還元: 生成された素材はプラットフォーム上で販売され、参加者には収益が還元されます。
具体的なクリエイティブの種類としては、企業向けの挨拶状、ギフト向けデザイン、オンラインミーティング用の壁紙など、多岐にわたります。これにより、利用者は自分のアクションがどのように社会に貢献するかを実感できるのです。
企業のメリットとは
「Poteer」を利用することで、企業はユニークなクリエイティブ素材を手に入れることができます。これにより広告や商品デザインに新しい視点を加えることができ、同時に社会的責任を果たすことも可能です。
特に、企業は素材の背後にある人々のストーリーを知ることで、より深いマーケティング戦略を構築できるでしょう。
開発の背景
このプロジェクトは、代表の小林が個人的な体験を通じて始まりました。彼には重度の知的障害を持つ息子がおり、その経験から福祉サービスの欠陥や障害者の可能性に気付くことになりました。この経験が「Poteer」の構想につながったのです。
「Poteer」は、AI技術によって障がい者が自己表現をしやすくすることで、新たな雇用機会を生むことを目指しています。私たちは、彼らがクリエイティブな世界で輝けるよう、サポートし続けます。
お問い合わせ
「Poteer」の素材制作に興味のある障がい者やその家族、また素材の利用に関心がある法人の方々からのお問い合わせをお待ちしております。オンラインでのギャラリーサイトでは、生成された素材の例も掲載していますので、ぜひご覧ください。
- - 「Poteer」サービスサイト: こちら
- - 「Poteer」ギャラリーサイト: こちら
この新しい試みが、より多くの障がい者に光をもたらすことを願っています。