ローヤルゼリーの新発見
2025-04-25 11:42:23

ローヤルゼリーの新メカニズムが明らかに!肌のバリア機能を強化

ローヤルゼリーの新機能が解明!



最近の研究で、ローヤルゼリー(RJ)が肌本来のバリア機能や保湿力を高めることが示され、注目を集めています。この研究は、株式会社山田養蜂場の健康科学研究所と美容科学研究所によって実施され、2025年度日本農芸化学会大会で発表される予定です。

研究の背景


女王蜂の生命力を支えるローヤルゼリーは、40種類以上の栄養素を含むことで、古くから健康素材として重宝されています。その中には三大栄養素、必須アミノ酸に加え、特に注目される成分「デセン酸」も含まれ、化粧品原料としての利用も進んでいます。加えて、ローヤルゼリーは肌の水分量を向上させるだけでなく、有害物質から肌を守る抗酸化遺伝子も活性化することが確認されています。

これらの肌への有用性は、抗酸化・細胞保護作用に関与するNQO1遺伝子の発現を促すことによって示され、さらに近年は表皮幹細胞や間葉系幹細胞への効果も見つかっています。これらの多様な効果を探るため、今回の研究では網羅的遺伝子解析が行われ、RJが発現を促進する遺伝子から、細胞内でのメカニズムを追求しています。

研究結果のハイライト


結果1: バリア機能の強化


研究によると、RJを表皮角化細胞に加えた場合、PLIN2とAQP3といったバリア機能や保湿作用に関わる遺伝子の発現が増加することが確認されました。さらに、皮膚モデルにRJを加えた際も、これらのタンパク質の増加が観察されました。

結果2: PPARとの関与


PLIN2とAQP3は、PPARという核受容体の下流で発現することが知られており、RJの添加による発現上昇はPPARβ/δを介していることが判明しました。これは、RJがこれらの遺伝子の発現を高めるメカニズムを明らかにする重要な発見です。

結果3: 脂肪酸輸送のメカニズム


RJの影響でPLIN2とAQP3が増えるメカニズムには、PPARβ/δと関係の深い脂肪酸輸送経路が関与していることが解明されました。FABP5という脂肪酸輸送に関わるタンパク質の阻害剤を用いることで、RJ添加の効果が抑制されることが分かりました。このことから、RJが脂肪酸輸送を通じてこれらの遺伝子表現を促す可能性が示唆されています。

研究の意義


この研究結果から、ローヤルゼリーが肌のバリア機能や水分保持機能の向上に寄与することが示されました。また、そのメカニズムとして、PPARβ/δや脂肪酸輸送が関わっていることが解明され、ローヤルゼリーの多様な有用性が科学的に裏付けられることとなりました。さらに、「ローヤルゼリーを摂取することで若々しく見える」という体験談もあり、実感としての効果を科学的に証明する方向に進んでいます。

今後の展望


今後も山田養蜂場は、ローヤルゼリーや他のミツバチ関連素材の有用性研究を進め、若々しい肌づくりに寄与する商品開発を進めていく方針です。ローヤルゼリーの可能性はまだまだ広がりを見せており、その研究が進むことで新たな美容素材としての地位を確立することが期待されています。引き続き、注目が集まるローヤルゼリーの研究成果に期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
株式会社 山田養蜂場
住所
岡山県苫田郡鏡野町市場194
電話番号
0868-54-1971

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