一丸ファルコス、毛髪のうねりを定量化する新手法を発表
一丸ファルコス株式会社は、袖ケ江873-5に位置している一家の大手化粧品メーカーです。最近、毛髪のうねりを定量化する新しい感性評価法を開発し、栃木県宇都宮市で開催される「第21回 日本感性工学会 春季大会 & ISASE2026」でこれを発表する予定です。
うねりの重要性
毛髪のうねりは、見た目や触り心地、そしてツヤなど、髪の感覚的な品質において重要な要素となっています。一般的には、スタイリストや研究者が官能評価を行い、見た目で判断する方法が取られていますが、この方法は評価者や評価日によるバラつきが大きいという課題が存在します。そこで、毛髪の特性を物理的に評価できる新しい手法が求められていました。
三次元形状解析
毛髪の形状は非常に複雑で、単純な直線や曲線では表現しきれません。毛髪の中には、ねじれや波打ちが含まれており、これらが一緒になった立体的な形状を持っています。そこで、一丸ファルコスは毛髪一本一本の三次元形状情報を解析し、うねりの印象を数値として表現する指標を開発しました。
この新しい評価法では、三次元の中心線から導出される「平均カーブ」「平均ねじれ」「変曲点数」の3つの指標を組み合わせ、毛髪のうねりを1つの数値(WavyIndex)で表現します。この指標は、専門家による官能ランク(1=直毛〜12=うねり毛)と高い相関を示し、直感的に「うねり毛」としての特性を理解できるものとなっています。
標準化による利点
新たなWavyIndexを使用することで、評価者や日時に左右されずに同じスケール上で毛髪のうねりを比較することが可能となります。この技術は、従来の官能評価のばらつきを軽減するための重要な手段となると期待されています。
ヘアケア市場のニーズ
近年、世界的にヘアケア市場の需要が高まっており、特に髪のうねりやフリッズといったテクスチャーに関する悩みを解決する製品が求められています。アジアでは湿度の影響によるくせ毛の問題が大きな関心を集めており、天然由来の機能性素材が求められています。一丸ファルコスは、今回の評価技術を活用し、根拠のある天然原料を提案していく考えです。
学会の概要
発表は2026年3月16日から18日の期間、宇都宮大学陽東キャンパスで開催される学会において行われます。評価法の詳細はポスター発表(2P01)として、3月17日に行われます。これにより、業界の専門家たちとの情報共有や意見交換が期待されています。
この新たな感性評価法が、毛髪のうねりに対する理解を深め、ヘアケア製品の開発に新たな道を切り開くことを願っています。