内部通報の新時代「ヨクスルLINE」が登場：完全匿名の仕組みで安心を提供

内部通報の新たな選択肢「ヨクスルLINE」

2021年9月1日にサービスを開始した「ヨクスルLINE」は、株式会社リンクファシリティーズが提供する日本初の完全匿名内部通報システムです。従来の通報システムでは、内部通報の窓口が企業に限られており、社員たちは不安を抱えながら意見を述べざるを得ない状況が続いていました。しかし、「ヨクスルLINE」はその壁を打破し、どんな社員でも安心して通報できる手段を提供しています。

「ヨクスルLINE」が特徴的な3つのポイント

「ヨクスルLINE」の最大の特徴は、完全匿名性が保障されていることです。これにより、社員は自らの特定を恐れることなく、内部での不正やハラスメントに関する情報を上層部に直接伝えることが可能です。具体的な特徴は以下の3点です：

1. 完全匿名で自由に内部通報ができる: 利用者が自分の名前や所属を明かさずに通報でき、企業側も誰が通報したのかを特定することはできません。
2. 通報窓口のない企業でも利用可能: これまで内部通報の窓口を持っていなかった企業の社員でも、簡単に通報が行えます。
3. 問題を抱える上司や部署を飛び越え直接通報: 障害となる上司や部署を飛び越え、企業の上層部へダイレクトに通報できる仕組みが整っています。

パワハラ防止法とその後の状況

2020年6月に施行されたパワハラ防止法に基づき、多くの企業が社内でのハラスメント問題に向き合っていますが、いまだに多くの相談が労働基準監督署に寄せられています。特にパワハラに関する相談は増加の一途をたどっており、この問題は一朝一夕で解決できるものではありません。内部からの通報を促すためには、依然としてさらなる工夫が求められます。

「ヨクスルLINE」はこうした最近の問題を踏まえ、誰もが安心して意見を発信できる場を設けることで、不正やハラスメントの早期発見につなげることを目指しています。

ヨクスルLINEの利用方法

「ヨクスルLINE」の利用は簡単です。まずは申し込み手続きを行い、登録したメールアドレスにログイン情報が送信されます。次に、システムにログインし通報内容を記入するだけで完了します。企業側には、別途通知が行われ、通報内容は匿名のまま伝えられます。これにより、通報者は企業側からの反応を待つだけで、気軽に問題解決に向けたやりとりができるのです。

利用料金と申込方法

「ヨクスルLINE」の利用料金は月額980円（税込）。初期費用として2,000円（税込）が必要ですが、これは初回アカウント発行時のみです。支払いはクレジットカードを利用したネット決済となっています。申し込みは「ヨクスルLINE」の公式ページから行えます。

企業と通報者の新しい関係

「ヨクスルLINE」により、企業と通報者の関係が見直される機会が生まれました。早期に発見できた問題は、迅速な対応を生み出し、さらなるトラブルの発生を防ぐことができます。社員が安心して声を上げられる体制は、企業の信頼性向上にもつながるでしょう。

「ヨクスルLINE」が多くの企業に普及することで、内部問題の解決が促進され、健全な企業環境の創出に寄与することを期待しています。