宇宙スタートアップ支援プログラムにSpace Tech Acceleratorが選出

Space Tech AcceleratorがAWSプログラムに選定

Space Tech Accelerator株式会社（以下、STA）は、アマゾンウェブサービスが提供する「AWS Space Accelerator APJ 2025」に選ばれたことを発表しました。STAは「宇宙技術で、世界平和に挑む」という理念のもと、持続可能な開発を推進しています。

この「AWS Space Accelerator APJ 2025」は、アジア太平洋地域における宇宙関連スタートアップの成長を支援するプログラムであり、特に日本・インド・オーストラリア・ニュージーランドを対象としています。採択された企業は、AWSの専門家やパートナーからの豊富な技術指導を受けることができ、さらには最大で10万ドル相当のAWSクレジットも提供されるため、事業の拡大に向けた大きな支援となるでしょう。

今回、オーストラリア、インド、日本の67社がこのプログラムに選出され、その中にSTAも名を連ねています。この採択により、STAはそのプラットフォームの高度化と国際展開に加速をかけることが期待されます。

STAが開発を進めるのは、衛星データやドローン、農家専用アプリを統合したサステナブル調達プラットフォームです。これにより、パーム油やココア、コーヒー、ココナッツ、ポンガミアなどの一次産品の現地農家の生産性を大幅に向上させることを目指しています。さらに、フォレストポジティブの実現やトレーサビリティの確保も進め、EU森林破壊規制（EUDR）などの国際規制への順守も視野に入れています。

STAの代表である平賀元気氏は、「AWSの支援を受けることで、持続可能なサプライチェーンの構築を加速し、私たちのミッションに一歩近づくことができると信じています」と語ります。このように、スタートアップ企業が先進的な技術を駆使して持続可能な未来を実現していく様子は、今後の宇宙ビジネスの展望を広げるものとなるでしょう。