NTT-ATとイノラックスジャパンが新しいディスプレイ技術を展示する特別企画展

NTT-ATとイノラックスジャパンの新技術

現在、箱根ガラスの森美術館で開催中の特別企画展「軌跡のきらめき」では、NTTアドバンステクノロジ株式会社（以下、NTT-AT）とイノラックスジャパン株式会社が共同開発した新しいディスプレイ技術「Kirameki Display™」が展示されています。この技術は、素材の質感や輝きをリアルに再現することが目的です。

1. Kirameki Displayの概要

「Kirameki Display」は、見る角度によって変わる色と光の反射・散乱を活用し、通常のディスプレイでは難しい質感の再現を可能にしています。これまでの映像ディスプレイは年々高精細化が進んでいましたが、自然界のリアルな“きらめき”は再現できていませんでした。しかし、今回の技術開発により、宝石や貴金属の輝き、蝶の羽根の色彩変化、自動車の塗装の構造色、さらにはシルクや果物の質感などをリアルに映し出すことができるようになりました。

特長1：新しい美的体験

この技術は、ただの高解像度を超えたもので、自然界の色合いや輝きの変化をリアルタイムで表現することが可能です。つまり、従来の技術では伝えられなかった美しさを、より多くの人々にシェアできるチャンスが生まれます。

特長2：アートとビジネスの融合

この技術を利用することで、製品やアート作品をデジタルで表現する際の新たな可能性が開かれます。特に、オンラインビジネスが盛んになる中で、質感まで含めたリアルな映像を必要とする企業が増えています。「Kirameki Display」は、これまで表現が難しかった自然の輝きや質感を、デジタル環境で体感できる唯一無二の技術です。

2. 適応マーケット

NTT-ATは、自社の画像制作および画像処理技術を基に、この新技術の付加価値をさらに引き上げ、FCG（ファイナンシャルコンテンツグループ）、CGクリエイター、広告業界などに提供する意向を示しています。これにより、デジタルコンテンツのクオリティが向上し、業界全体の成長が期待されます。

3. 特別企画展「軌跡のきらめき」について

- 開催期間：2025年7月18日（金）～2026年1月12日（月・祝）
- 開催場所：箱根ガラスの森美術館

〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
公式サイト

この企画展では、「色彩と構造色」がテーマとなり、様々な画像を「Kirameki Display」で映し出し、その煌めきや多様な色合いを体感することができます。特に、この技術をビジネスシーンに導入することで、商品や製品の良さを実物がない状態でも伝えることができ、購買意欲を引き出す新たな手法となることでしょう。

4. 展示のポイント

「Kirameki Display」は、独自に開発された光学デザインとアルゴリズムに基づいています。このディスプレイが実現する高解像度・高光線密度によって、従来の技術では表現できなかった自然の煌めきを体験できる場を提供します。参加者は、この技術を通じて新しいビジュアル体験をしながら、デジタル技術がもたらす未来感を感じ取ることができるでしょう。

特別企画展「軌跡のきらめき」では、「Kirameki Display」の革新性と、現代アートやビジネスとの新たな関係性を実感する絶好の機会です。是非、この機会をお見逃しなく！