山梨県がインバウンド富裕層向け観光コンテンツを開発するモニターツアーを実施
山梨県では、観光資源を活用した新たな観光コンテンツの造成を目指して、モニターツアーを実施します。この取り組みは、株式会社山梨中央銀行のグループ企業であるやまなし地域デザイン株式会社(YRD)が主導し、2026年9月8日から9日の期間に行われます。
モニターツアーの背景
日本全体で観光産業を活性化させる中、特にインバウンド富裕層をターゲットにした高付加価値な観光体験が求められています。YRDは、山梨県甲州市での「滞在型禅リトリート」を企画し、乾徳山恵林寺、天目山栖雲寺、そして笛吹川温泉坐忘を組み合わせることで、国外の観光客に対して新しい価値を提供しようとしています。
ツアーの詳細
このモニターツアーは2泊3日の日程で、参加者には特別な体験が用意されています。国内のトラベルデザイナー2名がツアーに参加し、山梨の風土や文化を体感できる内容が盛り込まれています。
1日目(9月8日)
- - 場所: 乾徳山 恵林寺
- - 内容: 座禅、お茶事、特別拝観のほか、夜には庭園をライトアップした中での夜座禅も体験できます。このような静寂の中で心を落ち着ける時間は、忙しい日常から逃れ、自己を見つめ直すことができる貴重な機会です。
2日目(9月9日)
- - 場所: 天目山 栖雲寺
- - 内容: 霊石の上で行う座禅や、特徴的なそば切り、さらには写経体験も用意されています。この日は参加者が禅の精神を学びながら、食文化も楽しむことができる内容です。
本ツアーは、観光庁から「観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業」に選ばれたこともあり、参加者の評価を基にコンテンツのブラッシュアップが行われます。将来的には、このツアーの結果をもとに新たな観光商品を市場に投入し、「この体験のために山梨を訪れたくなる」という魅力を発信していく予定です。
今後の展望
YRDは、地域資源に新たな価値を加え、山梨の魅力を世界に広めることに全力を尽くすとしています。また、地域住民との交流を深めながら、観光を通じて地域経済の振興を図ることも目指しています。現地での体験を通じて、参加者が地域に愛着を持ち、再訪したいと思えるような施策を進めていく考えです。
観光コンテンツの多様化は、山梨の魅力を再発見するきっかけとなるでしょう。観光業界の新しい風を感じながら、また新たな価値を提供できるこの取り組みから目が離せません。