カラス肉の新たな風潮、グルメとして注目されるその理由とは

カラス肉の新たなグルメトレンド

最近、カラス肉がグルメとして注目を集めています。特にハシブトガラスが、都心のグルメシーンに新たな旋風を巻き起こしているのです。カラスと聞くと、多くの人が「汚い」「食べたくない」という印象を持つかもしれませんが、実はその美味しさが少しずつ広まっています。

グルメ番組が火をつけた

このカラス肉の潮流は、某グルメ番組で「カラスの炊き込みご飯」が紹介されたことがきっかけです。それまではカラスの肉が「黒い」「腐った匂いがする」といった理由で敬遠されていましたが、実際には肉質は意外にも高かったのです。この番組をきっかけに、カラス肉を食材として使用する飲食店が増え始めました。特に注目を集めているのは、長野、岐阜、鹿児島の各県で捕獲されたカラスです。

地域による捕獲と品質

捕獲されるのは、主に田舎の里山に住むカラスです。都会のカラスより一回り小ぶりで、ハトぐらいのサイズに成長します。2種類のカラス、ハシブトガラスとハシボソガラスが主に食肉として利用されています。

捕獲には特別な方法が用いられます。大きな檻に餌を入れ、カラスがその餌を求めて侵入すると出られなくなる仕掛けです。その性質を利用して、仲間を集める習性を駆使すれば、予定以上に多くのカラスを一度に捕獲できます。また、捕獲されたカラスは羽付きで出荷され、料理人向けに羽剥きのサービスも提供されており、手間を省くことが可能です。

調理法と美味しさ

カラスの肉は、調理法によってその魅力が引き立ちます。ローストや空揚げ、煮込みが一般的ですが、特にローストはカラス肉の良さを感じることができる絶品です。食味は、実際のところ、胸肉は鹿や牛に近く、鉄分が豊富で、もも肉は地鶏に似ています。そのため、固さがあるものの「カラス」と明かすまでわからない美味しさを秘めています。

カラス料理を楽しめるスポットとして、東京都中央区にある"ビストロハマイフ"があります。ここでは、都心に居ながらにしてカラス肉を堪能でき、多彩な料理法で提供されています。

ビストロハマイフの情報
住所：〒104-0041 東京都中央区新富1-9-4ファンデックス銀座ビル地下一階
電話：03-6280-3483
カラスの魅力とは何か、自らの舌で確認してみる価値があります。あなたも一度、その未知の味を試してみてはいかがでしょうか？