第35回ワールド「こども参観日」で親の職場を体験

株式会社ワールドが2024年8月6日と20日に東京と神戸で開催した「こども参観日」は、同社の社員の小学生たちを対象にした貴重なイベントです。このイベントは、親がどのような職場で働いているのかを体験し、子どもたちに将来の職業への関心を高めてもらうことを目的としています。

「こども参観日」は1991年に始まり、これまでに累計で841家族、1192名のこどもたちが参加しています。今回の参加者は、東京と神戸を合わせて50家族、65名の小学生でした。彼らは、アパレル業界ならではの様々な体験を通じて、仕事の理解を深めることができました。

当日は「洋服づくり」に関する説明があり、その後、残布を使用したアップサイクルワークショップや、商品撮影のスタジオ見学も実施されました。特に注目を集めたのが、子どもたちが実際にモデルとなって撮影に参加できる体験です。このようなプログラムにより、子どもたちは遊び感覚で職業に関する理解を深めることができます。

また、親のデスクを訪問するプログラムも用意されており、子どもたちは実際の職場環境を目の当たりにする一日となりました。普段の家庭とは違う親の姿を見て、様々な仕事があることを知ることができたと、参加者の声が多く寄せられました。

実際に参加した子どもたちからは、「社長との名刺交換が嬉しかった」「普段見るお母さんとは違う姿を見れて楽しかった」「一日中興奮していた」などの感想があり、親たちも子どもたちの真剣な姿勢に感動していました。特に、社長の鈴木信輝氏からのメッセージでは、参加者に対し多様な職業に触れる貴重な機会であることを伝え、今後もこうしたイベントが続けられることを約束しました。

このような取り組みは、家庭と職場の垣根をなくし、子どもたちに未来の可能性を広げる貴重な経験を提供するものです。次回の「こども参観日」への期待も高まっています。