父の日の育児参加
2017-06-09 15:33:13

父の日に考える男性の育児参加とその影響、調査結果から見えた現状

父の日を迎えるにあたり、家庭内での男性の育児や家事への参加についての調査結果が発表されました。この調査では、一般の男性190人を対象に、子どもがいる家庭での家事・育児への参加状況が探られました。

調査の結果、驚くべきことに、お父さんの約6割が子どもが生まれたことを契機に、家事や育児に関わる時間が増えたと答えています。しかし、就業時間については変わらないとの回答が8割以上を占めています。このことから、多くの男性が仕事と家庭の両立に悩みながらも、家事や育児に時間を割く努力をしていることが伺えます。

家事・育児の時間が増えた理由として、最も多かったのは「妻の負担が増えたため、分担する必要があると感じた」との回答でした。これは家族の支え合いの意識が徐々に浸透している証拠とも言えるでしょう。また、2位には「子どもに向き合う時間を確保したい」という意見があり、お父さんたちの育児への意識が高まっていることがわかります。

具体的に、家事・育児に費やす時間の増加幅は、平日に1時間、休日に2時間が最も多く報告されています。多忙を極める平日の中でも、休日には妻と協力して子育てをする姿が浮かびます。

一方で、家事や育児の時間を増やしたにもかかわらず、勤務時間には変化がないと回答したお父さんが8割を超え、仕事が家庭生活に与える影響の大きさが課題として残ります。この調査の結果からは、男性育児休暇の推進が非常に重要であることが浮き彫りになりました。

実際、調査に参加したお父さんの約40.5%が、育児休暇制度があれば取得したいと考えていることがわかりました。特に家事・育児の時間が増えた人の中では、その割合は49.6%に達しています。これは、お父さんたちが仕事と育児を両立させるためのサポートとして育児休暇制度が有効だと認識していることを示しています。

リクルートコミュニケーションズでは、2016年から男性の育児休暇を必須化する制度を導入し、94.2%の男性社員が育児休暇を取得しています。これは男性の育児参加を促進し、両親がともに育児に関与する文化を作り出すための重要な一歩です。また、この制度がもたらした効果として、育児に参加することで仕事のモチベーションが上がったという声も多く寄せられています。これは、家事や育児の実体験が仕事のパフォーマンス向上につながることを示唆しています。

男親たちの家事・育児参加が進んできている一方で、やはり就業環境や育児休暇制度の整備が欠かせません。未来に向けたより健全な育児・家事の分担を実現するために、より多くの企業がこのような制度を導入し、職場文化を育てていくことが必要です。父の日を機に、もっとお父さんたちが家庭に関与する姿を後押しする社会になってほしいと願います。

会社情報

会社名
株式会社リクルートコミュニケーションズ
住所
東京都中央区勝どき1-13-1イヌイビル・カチドキ
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 育児参加 男性育児休暇 家事の分担

Wiki3: 育児参加 男性育児休暇 家事の分担

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。