ストアレコード新機能
2025-10-01 09:02:28

経営データ一元管理SaaS「ストアレコード」が多通貨対応を開始

「ストアレコード」の新機能がもたらす価値



経営データの一元管理を提供する株式会社Bizgemが、SaaS「ストアレコード」に新たな機能を追加しました。この新機能は、特に海外からの商品を調達する小売企業にとって重要な多通貨管理に関わるもので、主にドル、ユーロ、人民元などの多通貨登録を可能にし、為替レートの管理を行うことができます。さらに、関税や輸入消費税、国際送料などの輸入に関する諸掛をInvoice No.に紐づけて登録し、SKUごとに按分することができます。

この機能は、特に中小規模の小売企業の経理業務を大幅に簡略化し、売上原価管理の精度を向上させる役割を果たします。従来のERPシステムで一般的な機能を、より手の届きやすいコストで利用できる点が大きな特徴です。

多通貨管理の背景


近年、中小企業が海外から直接商品を輸入する「直接貿易」の取り組みが増加しています。その中で、基幹の受発注システムが未整備な企業では、INVOICEや輸入許可通知書に基づいて為替や関税、国際送料などをSKU別に反映させる必要があり、この作業が個々の担当者に依存しがちです。これにより、経理業務の負担が増加し、売上総利益率に月次のブレが生じたり、決算期の遅延といったリスクが高まります。

新機能の具体的な機能


1. Invoice単位の為替レート管理: Invoiceごとに異なる為替レートを登録し、これをSKU別平均原価に反映することができます。これにより、売上原価の精緻化が実現します。
2. 輸入諸掛の登録と自動配賦: 商品全体の金額を基に、関税や国際送料、輸入消費税などをSKUごとに按分し、自動的に登録します。
3. 過去納品データのCSVエクスポート: 通貨や為替、関税、国際送料などを簡単に振り返るための機能が備わっています。
4. 自由な原価内訳入力: 検品費、ブランドタグ、品質表示タグなどの細かいコストをSKU単位で記録できるため、より詳細なコスト管理が可能です。

月次決算の運用フロー構築のサポート


新しい機能があるとはいえ、月次決算業務の運用が定まっていない企業に対しては、ストアレコードを活用した月次決算の運用フローの構築を支援するコンサルティングサービスも提供しています。月次決算がきちんと締められていない事業者や、精緻な原価計算ができていないことで売上総利益率が大きく変動してしまう事業者に向けて、それぞれの課題をお伺いしながらサポートいたします。

ストアレコードとは


「ストアレコード」は、小売企業に必要な売上、費用、仕入、在庫を一元管理し、商品別の限界利益やOTB管理、チャネル別KPIを可視化するSaaSです。CSVやAPIによるデータ連携に対応し、Excelからの脱却を促進し、現場の自走を支援します。

会社情報


株式会社Bizgemの代表取締役である樋口幸太郎氏は、慶應義塾大学を卒業後、伊藤忠商事に入社。その後、WebメディアやD2Cブランドの運営を経て2022年に株式会社Bizgemを設立しました。

所在地は東京都文京区で、詳細な情報は公式ウェブサイト(こちら)を訪れてご確認ください。


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会社情報

会社名
株式会社Bizgem
住所
文京区後楽2-3-11エヌケービル3F
電話番号
03-5801-0847

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