展示会でのリードを逃さない！インサイトテクノロジーの新戦略

インサイトテクノロジーが展示会リードを活用する新しい仕組み

東京都恵比寿に本社を置く株式会社インサイトテクノロジーは、展示会で得たリードを即座に営業部門とつなげるため、ナインアウト株式会社が提供する「Ask One」を新たに導入しました。この取り組みの背景には、データ活用を支援する企業としての43年の歴史と、リードの質を改良し顧客対応をスピーディに行う必要があったためです。

展示会リードの活用の重要性

展示会は多くの企業が新しい顧客を開拓する場として利用しています。しかし、短期間で多くの情報を得る一方、それを持続的なビジネスチャンスにつなげることは必ずしも簡単ではありません。インサイトテクノロジーでは、これまでも展示会でのリードフォローの重要性を認識し、取り組んできましたが、さらなる効率化を求めて「Ask One」の導入を決定しました。

Ask Oneの利点

Ask Oneは、顧客の声を活用し、即座に営業機会に変えるためのツールです。インサイトテクノロジーでは、展示会での来場者の情報を営業チームとマーケティングチームにスムーズに連携させるために、柔軟なヒアリングフォームを構築しています。これにより、情報の構造化がなされ、質の高い顧客対応が実現されます。具体的には、以下の3つの主な利点があります。

1. 情報の構造化と対応品質の標準化
Ask Oneのフォームは、柔軟に設計可能で、聞き漏れ無くデータを収集することができます。これにより、各担当者のヒアリング品質が標準化され、展示会運用全体の再現性が向上します。

2. MQLランク判定の自動化
展示会で得た情報をもとに、顧客リードの評価を自動化します。これにより、営業チームは迅速に最も関心のあるリードを特定できるため、フォローのタイミングを逃すことが減ります。

3. Salesforceとのリアルタイム連携
Ask Oneから得たデータは即時にSalesforceに反映され、営業チームがリアルタイムでリードの状況を把握することが可能となります。これによって、迅速なフォロー体制が構築されます。

導入による変化

インサイトテクノロジーのマーケティング本部長、双木万梨子氏は、Ask One導入の効果を実感しています。「展示会で獲得したリードをSalesforceで可視化することで、リードの質を含めた詳細な情報が迅速に把握できるようになりました。これにより展開のスピードと精度が向上し、効果的な商談につながっています」と述べています。

また、マーケティングのプロデューサーである遠藤航氏も、展開の効率化を感じています。展示会での顧客接点から得た情報をいかに効率よく整理し、次のアクションへつなげるかが重要な課題であり、その課題を解決する手段としてAsk Oneを活用したことで、各システムとの連携がスムーズになりました。

今後の展望

今後、インサイトテクノロジーは、Ask Oneを活用してさらなるデータ活用の推進を目指します。展示会でのリード情報が、どのようにビジネスチャンスに変わっていくのか、その行方に注目です。展示会運用の効率が飛躍的に向上したことで、稼働のさらなる強化が期待されます。

企業内でのデータガバナンスやリードフォローの重要性が高まる中、インサイトテクノロジーの取り組みは他の企業にも刺激を与えることでしょう。