新たな音楽の可能性
2025-05-23 13:10:53

弦楽五重奏が魅せる、新たな音楽の可能性『五絃の追憶』

日本の音楽界には、数多くの才能ある作曲家が存在し、彼らが弦楽五重奏という形式で新たな音楽の地平を切り開いています。2025年7月8日、東京都杉並区の杉並公会堂小ホールで開催される演奏会『五絃の追憶』は、まさにその魅力を存分に体感できるイベントです。

この演奏会は、現代音楽の最前線に立つ日本の作曲家たちのオリジナル作品をフィーチャーしています。特に、弦楽五重奏の編成にコントラバスを組み合わせることで、従来のクラシック音楽とは異なる、深みとダイナミズムを持ったサウンドが生まれます。

下山一二三の代表作「エキソルシズム」は、彼が弦楽器を使った作曲技法を確立する上での重要な作品です。この曲は、下山の独自の音楽スタイルを顕著に示すものであり、その構成や響きに隠されたドラマティックな要素が支持されています。また、安達元彦の「コンチェルタント」は、彼がフォークや民謡にシフトし始めた時期に書かれた作品であり、安達の音楽的変遷を強く感じさせるものです。

さらに、現代の作曲家である中川俊郎が手がけた「チャイコフスキヤーナ」は、ロシアの巨匠へのオマージュとされる作品で、本公演ではその再演が行われます。アーティストたちは、これらの作品を通じて、各作曲家の個性を際立たせ、観客に新たな感覚を提供します。

演奏を担当するのは、クラシック音楽から現代音楽まで幅広いジャンルで活躍する5人の奏者です。ヴァイオリンには花田和加子と松岡麻衣子、ヴィオラに甲斐史子、チェロに下島万乃、そしてコントラバスには近藤聖也が参加します。彼らの個々のスタイルとテクニックが融合し、聴衆に魅力的な音楽体験を提供します。

『五絃の追憶』は、日本の音楽が持つ未開の可能性を示す貴重な機会です。音楽の変遷や新たなスタイルを楽しむことができるこの演奏会に、ぜひ足を運んでみてください。

開催概要


  • - タイトル: 五絃の追憶 — 日本の弦楽五重奏
  • - 日時: 2025年7月8日 (火)
  • - 場所: 杉並公会堂 小ホール(東京都杉並区上荻 1-23-15)
  • - 出演者:
- ヴァイオリン: 花田和加子, 松岡麻衣子
- ヴィオラ: 甲斐史子
- チェロ: 下島万乃
- コントラバス: 近藤聖也
  • - スケジュール:
- 18:30 開場
- 19:00 開演
  • - 料金:
- 一般席: 3000円
- 学生席: 1000円

チケットは、カンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社)で販売中です。音楽を愛するすべての方にお待ちしております!

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