映像産業振興機構が新たな人材育成プログラムを開始
独立行政法人日本芸術文化振興会が運営する「文化芸術活動基盤強化基金」の支援の下、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が若手映画クリエイター向けの「滞在型企画開発」プログラムを募集します。このプログラムはグローバルに活躍する人材を育成することを目的とし、応募者は海外でのレジデンスや企画開発の実践を通じてそのスキルを磨くことができます。
プログラムの概要
プログラムは2025年4月から2027年3月までの期間にわたり、受講者は海外へのレジデンス滞在などを通じて企画・脚本の開発を行う機会を得ます。受講者はヨーロッパ、米国、韓国などで派遣され、現地のメンターとの面談を通じて自らの企画をブラッシュアップすることができます。
具体的なプログラム内容
参加者は以下の2つの主な活動に取り組む予定です:
1.
レジデンス派遣:選定された4名の育成対象者は、海外のレジデンス先に派遣され、現地で企画や脚本開発のメンターとの面談を行い、自身の企画を磨いていきます。こちらには、企画書作成やピッチングの講義も含まれています。
2.
国際的なフィルムラボや企画マーケットへの参加:プログラムを通じて開発した企画を、海外のフィルムラボや企画マーケットへエントリーし、参加を目指します。ここで得られるネットワーキングの機会は、今後のキャリアにとって大きな資産となります。
応募資格と詳細
応募資格
応募が可能な方は以下の条件を満たす必要があります:
- - 日本国籍または日本の永住資格を持つ監督、プロデューサー、脚本家
- - 長編映画の実績が3本以下であり、重要な映画祭に出品実績または劇場公開といった条件をひとつ以上満たすこと。
募集人数
参加者は4名を予定しています。
スケジュール
- - 2025年3月:受講者4名とレジデンス先の決定・発表
- - 2025年4月~8月:アドバイザーとの面談や事前トレーニング
- - 2025年6月~12月:レジデンス滞在
- - 2026年1月~:フィルムラボや企画マーケットへの申込及び参加
応募方法
興味がある方は、公式ウェブサイトから必要書類を提出し、Googleフォームより申込みを行ってください。応募の締切は2024年12月9日(月)正午です。
ついての情報
VIPOは、映画やアニメ、音楽産業など日本のコンテンツ産業を国際的に強化することを目指す団体です。メンバーシップ制度により、様々な企業や団体と連携し、人材育成や海外展開の支援を行っています。その活動を通じ、次世代のクリエイターの育成に力を入れ、さらなる発展を図ります。