テックタッチ、新AIプラットフォーム「Techtouch AI」の発表
テックタッチ株式会社は、2024年8月1日に大手企業向けのオーダーメイドAIプラットフォーム「Techtouch AI」をリリースすると発表しました。システムの利活用を通じて企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するこの新しいプラットフォームは、AIとUI/UXのカスタマイズを融合させ、従業員がスムーズに情報を取得できる環境を目指しています。
開発の背景
AI技術は急速に進化していますが、テックタッチが実施した調査によると、職場で生成AIを効果的に活用できている従業員はわずか10%にとどまるとのこと。残りの約80%の企業は、AI活用にさまざまな課題を抱えています。
具体的には「活用方法がわからない」「生成結果が意図通りでない」といった問題が多くの企業で確認されました。特に、企業の業務内容を理解した適切な活用方法を設定することや、技術的な知識を持つことが必要とされている点が顕著です。
このような課題を解消し、従業員がAIをストレスなく活用できる環境を整えることによって、生産性の向上や新たな事業創造を迅速に実現することを目指しているのが、「Techtouch AI」です。
「Techtouch AI」の特徴
この新プラットフォームでは、AI機能に加えて、各企業に特化したUI/UXのカスタマイズを提供し、ユーザーが簡単に必要な情報を引き出すことができる仕組みを整えているのが特長です。
2024年3月にリリースされた「Techtouch AI Hub」では、Webブラウザや業務システムにシームレスに生成AIを組み込むことができましたが、今回の「Techtouch AI」はそれだけでなく、社内に蓄積された多様な情報を活用するという観点からも、営業、マーケティング、バックオフィス業務などさまざまな領域でのAI活用を支援します。
提供するサービス
テックタッチはこれまで数百社の大手企業向けにコンサルティングを実施してきた経験を生かし、クライアントの特性やニーズに応じたAIソリューションを提供します。また、必要に応じて業務効率を改善するアプリケーションの開発も行うことで、企業がAIの活用を迅速に実現できるよう支援します。
提供開始日は2024年8月1日、その料金は個別見積もりとなっています。テックタッチと契約中の法人のお客様は担当のカスタマーサクセスに問い合わせることができますが、未契約の法人・団体様は問い合わせ窓口を通じて連絡が必要です。
ノーコードのガイド・ナビゲーションツール「テックタッチ」も紹介
テックタッチ株式会社は、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)を開発し、すべてのユーザーがシステムを使いこなせるようにサポートする企業です。提供する「テックタッチ」は、あらゆるWebシステムに対して入力をアシストし、現在では400万人以上のユーザーに利用されています。受賞歴にも恵まれたこのプロダクトは、2023年には経済産業省が選ぶJ-Startupにも認定されており、国内において3年連続でシェアNo.1を誇ります。
テックタッチは、今後も日本のDX推進に力を入れ、さらなる成長を目指していくでしょう。