太平洋クラブ御殿場コースの新たな挑戦
日本屈指の名コース、太平洋クラブ御殿場コースが全面改修を行い、世界的なデザイナーであるリース・ジョーンズ氏がその設計を手掛け、松山英樹プロが監修するという、豪華な顔ぶれが話題を呼んでいます。本記事では、この改修プロジェクトの全貌と、その影響について詳しく見ていきたいと思います。
魅力的な新レイアウト
御殿場コースは、そのオリジナルデザインを大切にしながら、富士山の美しい景観を生かした新たなレイアウトを構築しました。これにより、「三井住友VISA太平洋マスターズ」のための国際水準の戦略性を兼ね備えたコースとして生まれ変わりました。特に、ティーインググラウンドやバンカーの形状、グリーン周りの配置が一新され、プレーヤーにとって挑戦的なコースが実現されました。
シニアや女性ゴルファーへの配慮
新たに増設されたティーインググラウンドでは、シニア層や女性ゴルファーに配慮した設計が施されており、幅広いレベルのアマチュアゴルファーが楽しめる内容になっています。これにより、さまざまなプレーヤーが平等に楽しめることが可能になりました。
改修の具体的なポイント
改修の中で特に注目すべきポイントは以下の通りです:
- - ティーインググラウンドの再造成: 競技用の距離と新しい戦略的配置が施されています。具体的には、IPの設定距離が280ヤードに変更され、プレーヤーの選択肢が広がりました。
- - バンカーの再造形と増設: 全てのバンカーが再設計され、さらに新たに構築されたバンカーによって戦略性が増しています。リース氏が情熱を持って手がけたこれらのバンカーは、国際標準に引き上げられました。
- - グリーン周りの改良: 野芝から高麗芝に張り替えられ、コンディションが向上しました。また、ボールが止まりにくくなり、よりタフなコースとなりました。
美しい富士山ビューを楽しむ
御殿場コースの改修にあたって、歴史的・文化的な景観、特に富士山を見ることへの配慮がなされました。世界遺産である富士山を背景に、プレーすることで得られる感動がさらに増しています。
松山英樹プロの関わり
松山英樹プロがこの改修プロジェクトに関与していることも大きな注目です。彼はリース氏とのディスカッションを通じて、具体的なホールのチェックや意見交換を行い、改修内容に反映させています。その結果、より実践的で戦略的なレイアウトが生まれました。
改修工程と今後の展開
全体の改修工事は2018年1月に始まり、段階的に進められてきました。ティーインググラウンドの完成は6月末を予定しており、7月から通常プレーが開始される見込みです。オープン時には、改修の成果が楽しめる特別オープンイベントも企画されています。
まとめ
太平洋クラブ御殿場コースは、リース・ジョーンズ氏の知見と松山英樹プロの意見が融合したことで、ゴルフの未来を見据えたコースへと生まれ変わりました。これから多くのゴルファーがこの新たなコースでのプレーを楽しむことで、より深いゴルフの醍醐味を味わうことができるでしょう。私たちも、ぜひ足を運んでその進化を実感してみたいものです。