特別展「呉春―画を究め、芸に遊ぶ―」のご案内
近鉄グループが運営する大和文華館にて、特別展「呉春―画を究め、芸に遊ぶ―」が、2024年10月19日(土)から11月24日(日)にかけて開催されます。本展は、江戸時代に活躍した京都の絵師・呉春に焦点を当てており、彼の作品やその影響を幅広く紹介します。
呉春の足跡と影響
呉春(ごしゅん、1752~1811)は、与謝蕪村のもとで絵画と俳諧を学び、特に写生を重視する画風で知られています。江戸絵画を革新し、四条派として名を馳せた彼の作品は、日本の近代美術に大きな影響を与えました。今回は、彼の代表作や特別なコレクションを通じて、その画業を振り返ります。
展覧会の見どころ
本展では、呉春の画風の変遷を示す展示が見られます。寺院の襖絵や大掛かりな作品の数々、さらに俳諧や謡曲といった彼の多才な芸に触れることができます。呉春の軽やかな人間性が垣間見えるような、作品やその背景にあるエピソードも紹介されます。
また、重要文化財である「白梅図屏風」や「初午詣図」など、貴重な作品が並びます。特に、前期と後期に展示が分かれる作品もあり、何度でも訪問して新たな発見があるでしょう。展示作品の数は47点に及び、見応えのある内容です。
特別イベントのご紹介
特別展期間中は、多彩なイベントも行われます。11月10日(日)には、観世流能楽師による特別公演「素謡『太施太子』」が開催され、幻の謡曲が復活します。さらに、10月20日(日)には講演会も行われ、呉春の作品について深く掘り下げた内容が予定されています。
また、日曜美術講座や列品解説も開催され、多くの参加者が呉春の芸術に親しむことができます。これらのイベントはすべて無料ですが、入館料が必要です。特別公演は事前申込制ですので、参加希望者はお早めに申し込むことをおすすめします。
詳細情報
- - 会期: 2024年10月19日(土)〜11月24日(日)
- - 休館日: 毎週月曜日 (11月4日は開館)
- - 開館時間: 10:00~17:00 (入館は16:30まで)
- - 入館料: 一般950円、高校生730円、小中学生無料
本展は、呉春の芸術にふれる貴重なチャンスです。ぜひお越しいただき、その魅力を直接体感してください。