オーガニックコットン認知度
2017-08-28 14:02:50
オーガニックコットンの認知度、7割超え!その背景と課題
近年、オーガニックコットンに対する関心が高まり、認知度が顕著に向上しています。豊島株式会社が実施した調査によると、オーガニックコットンを知っていると答えた人は69.5%に達しました。この数値は2015年の調査時から14.2ポイントの上昇を示しており、オーガニックコットンが徐々に広く知られるようになってきたことが分かります。
認知度向上の背景
オーガニックコットンの認知度向上の背景には、さまざまな要因が考えられます。2016年にオープンしたオーガニックスーパーマーケット「Bio c’ Bon」が、オーガニックという概念を身近なものにしました。また、環境意識の高まりや、オーガニック製品への関心が一般的になってきたことも大きな要因でしょう。ただし、認知度は上がっても、オーガニックコットンに関する正しい知識の浸透度はまだ不十分です。
正しい理解は1割未満
調査では、オーガニックコットンの正しい知識を理解していると答えた人は12.3%に留まり、「なんとなく理解している」という人は27%でした。これは、オーガニックコットンが環境問題の解決を目指していることや、農薬不使用の栽培法など、多くの人に知られていない事実が多いことを示しています。他の調査でも、オーガニックコットン製品を実際に購入した経験がある人は約30%未満であることがわかりました。
購入のハードルは価格
一方で、オーガニックコットン製品を選ぶ際には、価格や品質、デザイン性が重視される傾向にあります。調査では、オーガニック製の洋服を選ぶポイントとして「価格」が最も重要だとされており、実際に「オーガニックコットンは価格が高い」というイメージが消費者の購入意欲を阻んでいるようです。
市場の動向と今後の展望
オーガビッツプロジェクトを通じて、豊島株式会社はオーガニックコットンの普及を目指しています。その活動は、原産国農家やNPOの支援を拡大し、単に製品を販売するだけでなく、社会貢献をともなう取り組みとなっています。今後は、自宅でオーガニックコットンを育てるキットの販売なども考えており、オーガニックコットンを身近に感じられる環境を整えていく予定です。こうした取り組みを通じて、オーガニックコットンの認知度向上とともに正しい知識の普及を目指しています。
結論
最後に、オーガニックコットンの認知度が約7割に達したにもかかわらず、正しい理解が不足し、実際の購入は少ないという現実があります。今後、豊島の取り組みを通じて、より多くの人々がオーガニックコットンの重要性を理解し、選択することが期待されています。これにより、オーガニックコットン市場はさらなる発展を遂げることでしょう。
会社情報
- 会社名
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豊島株式会社
- 住所
- 愛知県名古屋市中区錦2-15-15
- 電話番号
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