アーティストとアートファンを繋ぐ新しいマッチングサービスの登場

アーティストと展示場、アートファンを繋ぐ新サービス

神奈川県横浜市に本社を構える株式会社ShareArtが、アーティスト、展示場、そしてアートファンを協力して結びつける新たなマッチングサービスサイトを2015年12月24日に発表しました。アートの世界では、アーティストが自身の作品をより多くの人に見てもらうための環境が整っていないことが多く、彼らの活動を支援するインフラを提供することを目指しています。

背景

アート業界では、厳しい状況に置かれたアーティストが多いです。実際に、芸術だけで生活を支えている人数はわずか200人しかいません。このような環境で、アーティストが自身の作品を広く知ってもらうための場を無くしていることに着目し、アートの可能性を広げるために起業されたのが株式会社ShareArtです。

代表取締役の小海毅氏は、「アーティストがもっと活躍できる環境を整え、アートを愛するすべての人を幸せにする」というミッションを掲げています。趣味としてのアートが市民に広がりつつある今、様々なニーズに応えられるサービスが求められています。

サービスの内容

この新たなマッチングサービスは、主に無料でアートを提供できるアーティストを対象にしており、喫茶店などの場所でその作品を展示することを可能にします。お客様は喫茶店でアートを鑑賞しながらコーヒーを楽しむことができ、さらに気に入った作品があれば購入もできるというシステムです。

展示される作品を購入した場合、その売上の一部が展示場のオーナーに還元されるため、双方にとって利益のある形を実現しています。具体的な特長としては、次のような点が挙げられます：
1. 喫茶店等のオーナーが新作の現代アートを無料で展示できる
2. アーティストの作品を鑑賞する機会が増える
3. アートの購入者が実物を確認してから購入できる

将来の展望

株式会社ShareArtは、今後もこのマッチングサービスを拡大し、より多様なサービスを提供していく考えです。特に、アーティストの登録者数の目標は2017年までに1万人、展示場の数は1万店を目指しています。アートを愛する全ての人々に楽しんでもらえるプラットフォームとして、ますますの成長が期待できます。アートの新しい形を通じて、人々に感動を与えることをソーシャルな使命として実践していくことでしょう。