京都のギャラリー「galleryMain」が新たに生まれ変わる！山崎裕貴の展覧会で多様な芸術体験を

京都のギャラリー「galleryMain」が新たにリニューアルオープン

京都の注目のスポット、「galleryMain」がこの春、リニューアルオープンを果たしました。新たに掲げられたスローガン「まずは対話から」には、観客と作家がより深く交流し、芸術を楽しむ場を提供するという強い思いが込められています。大きなリニューアルを遂げたこのギャラリーでは、さまざまな表現が行われることでしょう。

リニューアルの背景とコンセプト

2021年8月に合同会社として法人化された「galleryMain」は、静かに作品を観るだけではなく、対話を通じてより一層の価値を生み出す場所を目指しています。これまでのギャラリーのイメージを刷新するため、吹き出しをモチーフにしたロゴを新たに採用。観客と作家の対話を象徴し、訪れる人々へ新しいアートの可能性を感じさせるデザインとなりました。

また、galleryMainでは作家自身が思想を伝え、自らの成長を促すスクール事業「Plot Art School」や「京都写真教室Tract」を展開し、観客との共鳴を図っています。これにより、観客も専門家も同等に「芸術を始める」喜びを味わえる空間が創出されています。

山崎裕貴による個展「未定」

リニューアルオープンを記念して行われるのが、若手美術作家・山崎裕貴の個展です。山崎の作品は、現代美術の枠を超えた多様な要素から成り立っています。彼は、観客の動きに反応するコンピュータのバグや、自身の人生からの要素を盛り込んだ映像を駆使し、理性以外の形での人々のつながりを探求し続けています。

今回の展示では、ゲーム配信プラットフォームから得たインスピレーションを基にした新作が発表される予定です。これは、コロナ禍という時代背景への応答ともなり、アートと社会の接点を深く考えさせる展覧会となるでしょう。