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インターコンチネンタル取引所とブロックストリームによる暗号通貨データフィードの発表

2018年1月18日、アメリカのアトランタとニューヨークにおいて、インターコンチネンタル取引所（ICE）とブロックストリームが新たな暗号通貨向け統合データフィードのローンチを発表しました。この提携により、世界の暗号通貨取引環境における情報の透明性と利用可能性が大幅に向上します。

ICEは、グローバルな取引所であり、クリアリング機関や金融情報サービスを提供する企業です。今回の情報提供サービスでは、15以上の暗号通貨取引所からリアルタイムのデータを収集し、主にビットコインやその他の主要暗号通貨に関連する価格やオーダーブックの詳細を網羅します。

ICEデータサービスの社長兼COOであるリン・マーティンは、「投資家が異なる取引所間での価格差を認識し、包括的な価格情報を得られることは極めて重要です」と強調し、ブロックストリームとの協力に対する期待を表明しました。

ブロックストリームは、ブロックチェーン技術と金融暗号技術のリーダーであり、取引所との連携を通じて、リアルタイムの高品質データを提供する取り組みを進めています。CEOのアダム・バックは、「私たちのデータフィードは世界中の取引所との協力によって大幅に改善されてきています。これにより、投資家はより簡単にビットコインなどの暗号通貨にアクセスできるようになります」と述べています。

新しい暗号通貨データフィードは、米ドルやその他の主要通貨と対になる主要暗号通貨の取引におけるデータを広く利用できるようにすることで、機関投資家に優れたサービスを提供します。この取組みは、ブロックストリームが提供する正規化されたデータソースを基に構築されており、取引高や関連情報をリアルタイムで把握できるように設計されています。受け手となるICEデータサービスの顧客は、世界市場を代表するクリティカルなデータフィードを享受できることになります。

ICEのデータサービスは450以上の正規化された市場データフィードを提供しており、高度なセキュリティと低レイテンシーを実現しています。このネットワークは、300以上の取引所と600以上の情報源を持つダイレクトマーケットアクセスネットワークに基づいています。これにより、ユーザーは迅速かつ安心して取引を行える環境が整っています。

この新たなデータフィードの詳細については、ICEの公式ウェブサイトで確認できます。また、ブロックストリームはブロックチェーン技術の先駆者として、金融クリプトグラフィーや分散システムの分野で積極的に活動しています。特にアジア市場においては、2017年に日本での事業連携を開始し、国内需に応じたビジネス展開を図っています。

このように、インターコンチネンタル取引所とブロックストリームの提携は、暗号通貨市場に新たな風を吹き込み、透明性と取引機会を高める重要な一歩となるでしょう。投資家たちはより多くの選択肢と情報を手に入れることで、信頼性のある取引が行えるようになると期待されています。

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