保育士養成協議会設立
2024-08-22 13:20:53

新しい保育士養成協議会の設立で保育士不足を解消へ

新しい保育士養成協議会の設立



教育事業を展開するヒューマンアカデミーは、全国のNPO法人や株式会社と協力し、保育士養成施設の新しい形態である「新・保育士養成施設連絡協議会」を設立することを発表しました。この協議会は、深刻な保育士不足に対処するための重要な一歩となります。2024年8月から本格的に活動を開始し、保育士資格取得を目指す多様な年代の方々のサポートを行います。

新・保育士養成施設設立の目的


新・保育士養成施設は、全国に660以上存在する厚生労働大臣指定の保育士養成施設の中でも、特にNPO法人や株式会社が運営する施設に焦点を当てています。これは、閉校が相次ぐ短期大学や専門学校の中で、保育士を目指す既卒者のニーズに応えるためです。

最近、多くの保育士養成校が学科を閉じる一方で、保育士資格を取得したいと考える人々の数は依然として多いです。新・保育士養成施設は、こうした人々に対し、新たな学びの機会を創出し、保育士育成に貢献することを目指しています。

学びやすい環境の提供


新たに設立されるこの施設では、授業の数や学費が抑えられており、学生の時間的・経済的な負担を軽減します。最短で週1回の通学からスタートでき、合計1,380時間の授業が用意されています。このようなフレキシブルなカリキュラムにより、10代から70代までさまざまな年齢層の学生が受講可能となります。

在学する学生の平均年齢は30歳で、特に子育てや仕事をしながら資格取得を目指す方々にとって、理想的な学びの場です。

今後の活動予定


協議会の今後の活動として、国や関連企業への要望書提出が予定されています。具体的には、以下のような施策が考えられています。
1. 保育士養成施設間の単位互換認定
他校に転・編入学できる環境を整備し、保育士資格取得を促進することが目指されています。
2. 幼保特例制度の恒久化
保育士資格を持ち、3年以上の勤務経験を有する者に対し、幼稚園教諭免許取得を容易にする制度を永続的に運用することを希望しています。
3. 外国籍保育士への就労ビザ発行
外国籍の保育士資格を持つ者が正式に就労できる環境を整えることによって、保育士不足の解消と共に、多文化環境における対応力を強化する狙いがあります。

また、JR東日本に対しては通学定期券の発行を求めており、遠方から通う学生の支援を目指します。

ヒューマンアカデミーのネットワーク


ヒューマンアカデミーは全国に21校舎を持ち、さまざまな分野で教育を行ってきました。ひとりひとりの夢を実現するためのサポートを行いつつ、保育士養成の取り組みも積極的に推進しています。教育を通じて、社会のニーズに応える教育のあり方を常に模索しており、今後も新たな課題に取り組んでいく所存です。

このように「新・保育士養成施設連絡協議会」の設立は、保育士不足の深刻な問題に対処するための新たな糸口となり、未来の保育現場を支える人材育成に繋がることが期待されています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
ヒューマンホールディングス株式会社
住所
東京都新宿区西新宿7-5-25西新宿プライムスクエア1階(旧 西新宿木村屋ビル)
電話番号
03-6846-8002

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。