2024年9月27日、JAL(日本航空)は、プロ野球選手の大谷翔平と共同で若者を応援する「DREAM MILES PASS」プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、大谷選手が高校生の時からメジャーリーガーとしてプロの舞台で夢を追い続けた過程で移動した総距離892,440kmをもとに、同様に夢を追う若者へ航空券としての還元を行うものです。特別塗装機「DREAM SHO JET」も同日から就航し、若者への支援の象徴として多くの人々に親しまれることを目指しています。
プロジェクトの背景
近年、社会では「移動の負担」が若者の夢への挑戦を阻む障害となっていることが指摘されています。調査によると、中高生の約4人に1人が移動を理由に夢を諦めた経験があると答えており、特に経済的な問題が大きな影響を与えていることがわかります。コロナ禍による制限の影響もあり、他世代に比べて移動機会が少ないという声も少なくありません。JALはこの「移動格差」や「体験格差」を解消するために、「DREAM MILES PASS」を展開することとなりました。
プロジェクトの詳細
「DREAM MILES PASS」プロジェクトでは、航空券の無償提供を通じて、少しでも多くの若者たちに移動の機会を提供します。彼らは「Dreamer」として夢を語り、出発地や目的地を登録し、「ドリームパス」を取得します。このパスをSNSでシェアすることで応募が完了する仕組みです。なお、プロジェクトには支援を行う大人たちも参加可能で、JMB会員が持つマイルを寄付することで若者を盛り立てることができます。