株式会社ユーフォリアと明治の共同研究成果
株式会社ユーフォリアと株式会社明治は、育成年代のアスリートを対象とした共同研究の成果を、国際的な栄養専門誌『Frontiers in Nutrition』に発表しました。この研究では、サッカーチームに所属する男子児童(10〜12歳)を対象に、乳たんぱく質や発酵乳たんぱく質の摂取が運動能力や体組成、腸内微生物に与える影響を調査しています。
研究の背景
この共同研究の意義は、ただ単に運動能力の向上を測定するだけでなく、生育段階にある若いアスリートたちへの栄養管理の重要性を示すことにあります。ユーフォリアは、これまでに71競技・1,700チーム以上のトップアスリートのコンディション管理に携わり、豊富なスポーツ科学の知見と保護者とのネットワークを活用して、より良い研究成果を目指しました。明治は、子ども向けの栄養介入研究を通じて自社製品の科学的根拠を構築し、製品改善に活用することを目的としています。
研究の方法
本研究はランダム化二重盲検プラセボ対照試験の形式で実施されました。対象となったのは、サッカーチームに所属する男子児童44名で、試験期間は8週間。この期間中、参加者はプラセボ、乳たんぱく質、発酵乳たんぱく質の3つのグループに分かれ、それぞれの摂取効果が測定されました。
主な研究結果
- - 発酵乳たんぱく質や乳たんぱく質を摂取したグループは、プラセボ群に比べて20メートル走のタイムが短縮しました。
- - 特に発酵乳たんぱく質群は、プラセボ群と比較して体重(総体重)が増加したことが示されました。
研究設計のユニークな取り組み
ユーフォリアは、研究の効果的な遂行を目指し、保護者や子供たちの視点を重視したプロトコルを設計しました。試験への参加に対して保護者の懸念を払拭するために、食品の味や摂取方法、子供への負担を考慮して、参加しやすい環境を整えました。また、研究を継続的に実施できるように、研究者視点だけでなく、子供やチームの行動特性から逆算したプロセスを導入しました。これによって、高い継続率を維持し、サンプルサイズを有効に保ちました。
今後の展望
ユーフォリアと明治は、この共同研究をさらに深めていく予定です。彼らは、スポーツ科学の専門性を生かし、健康食品や栄養、アパレル、ウエアラブルデバイスなど、多岐にわたる分野において企業の研究開発を支援しています。これにより、社会における健康の促進と豊かな生活の実現に貢献していくことを目指しています。
論文情報
- - 論文名: Fermented Milk Protein Consumption Improves Exercise Performance and Total Body Mass in Prepubertal Children: A Randomized Double-Blind, Placebo-Controlled Pilot Trial
- - 著者: Atsushi Kanda, Hironaga Ito, Ryosuke Takahashi, Yuki Urushizawa, Kei Tsukioka, Chiaki Sanbongi
- - 掲載誌: Frontiers in Nutrition, Sport and Exercise Nutrition section
- - 掲載日: 2026年3月18日
- - DOI: https://doi.org/10.3389/fnut.2026.1755943
ユーフォリアは「人とスポーツの出合いを幸福にする」をミッションに、アスリートのコンディション管理や健康の促進に寄与しています。これからも多くの研究やサービスを通じて、健康な未来の実現に向けて活動を続けていくことが期待されます。