デジタル社内通貨「シャインコイン」の登場
株式会社Orbは、分散台帳技術「Orb DLT」を活用したデジタル社内通貨サービス「シャインコイン(ShineCoin)」の本格運用を開始しました。このサービスは、従業員のエンゲージメントを高め、企業業績向上に寄与することを目的としています。
社内通貨の仕組み
「シャインコイン」は、企業がデザインした制度にもとづいて従業員に提供される、特定の条件下で利用できる支払手段です。具体的には、業務改善提案や健康促進プログラム、さらにはスキル取得のインセンティブとして利用され、従業員が意義ある行動を取ることを促します。こうした制度により、働きやすい職場環境の構築が促進されると考えられています。
地域貢献にもつながる
「社内通貨」という新たな形態の通貨は、地域貢献活動や社会貢献活動にも大きな影響を与えます。従業員に付与されるだけでなく、地域の商店やサービスで使用できるようにすることで、地域経済の活性化に寄与するものとなっています。将来的には、自治体によって発行される地域通貨と連携し、地域の活性化に貢献するインフラとなる可能性も視野に入れています。これは、自立した地域社会の形成に向けた持続可能な取り組みと位置づけられています。
導入事例と運用ノウハウ
AeroEdge株式会社においては、社内デジタルトランスフォーメーションの一環として「Edge Coin」が導入され、実際に社員のモチベーション向上や業務改善に成功しています。例えば、他のシステムで得られたサンクスポイントを社内販売や社食で利用できる仕組みを設けています。このような取り組みが職場環境の向上につながりました。
Orb代表取締役のメッセージ
岡部正寛氏は、「『Orb DLT』は、デジタル地域通貨の基盤としてだけではなく、AeroEdge株式会社で社内通貨サービスの基盤として運用されてきました。これまでの運用経験が社員活性化の鍵であると確信しており、今回の『シャインコイン』の提供開始につながりました。社内から地域活性化への展開が見えてきています。今後も地方創生や地域通貨の普及を推進し、地域社会の発展に貢献していく所存です」と語っています。
シャインコインの概要
- - サービス名: シャインコイン(ShineCoin)
- - 本格提供開始月: 2025年2月
- - 特設サイト: シャインコイン公式サイト
- - 特徴:
- 安価で簡単に導入可能(初期導入費用無し)
- 安全な仕組みを持つ実績豊富な分散台帳技術利用
- 運用マニュアルやチュートリアル動画、事例集を含む「スターターキット」の提供
結論
「シャインコイン」は、従業員のエンゲージメント向上だけではなく、地域経済にも寄与する可能性を秘めたサービスです。デジタル技術を駆使して、持続可能な地域社会を築くための新たな一歩が踏み出されました。今後の展開に期待が寄せられます。