福岡を拠点に活動している株式会社SETE MARESは、予実管理分析ツール『KINCHAKU』を2018年11月1日に正式リリースしました。これにより、従来はスプレッドシートで管理されていた予実情報が、専門的な会計知識がない方でも簡単に直感的に操作できるようになりました。
KINCHAKUの背景と開発意図
『KINCHAKU』の開発の背景には、経営者がよく抱える「予実管理に関する悩み」があります。代表のベセディン氏が在京のスタートアップで役員を務めていた頃、自身を含む経営者たちがスプレッドシートに苦労している姿を目の当たりにしました。こうした現状を解決するため、Excelの複雑な操作を必要とせず、誰でも簡単に扱える予実管理ツールが必要だと感じ、SETE MARESを設立。
さらに、福岡はグローバル創業特区に指定されており、スタートアップの成長環境が整っています。この地域で創業することが、自社の成長を促進化すると確信し、東京から福岡に移住したと言います。
KINCHAKUの主な特徴
KINCHAKUは、数多くの機能を備えています。以下は、その主な特徴です。
1. シンプルな入力でシミュレーション
約10個の項目を入力することで、事業の収益性をシミュレーションできます。この機能は新規事業の収益可能性をあらかじめ確認できるため、無駄な時間やコストを避ける判断材料になります。
2. 多彩なコスト管理
KINCHAKUでは、収益管理だけでなく、「ローンチ費用」、「原価」、「マーケティング関連費用」を別々に管理することができます。これにより、効率的な経営判断が可能となり、全体的な利益向上につながります。
3. 直感的なインターフェース
会計やExcelの専門知識がなくても、シンプルな操作で予実管理が行える設計になっています。また、ギャップ分析も自動で行ってくれるため、手間を省くことができます。
4. 制限なしのユーザー共有
ユーザー数についても制限がないため、プロジェクトに関係する全てのメンバーが自由に情報を共有できる点は大きなメリットです。
KINCHAKUは、今後もCSV流し込み機能や既存の会計ソフトとのAPI連携を追加予定で、機能の充実が期待されています。
会社情報
株式会社SETE MARESは、福岡市に本社を構え、クラウドサービスの開発と提供を行っています。設立は2018年7月で、代表取締役はベセディン ドミトリ氏です。会社の詳細は、公式ウェブサイト
SETE MARESで確認できます。
KINCHAKUは、ビジネス現場の効率的な運営に貢献するツールとして、今後の展開に注目が集まります。新たな業務プロセスの確立を目指している企業にも、ぜひその利用を検討していただきたい製品です。