DFT TOKYOが贈る新たなメッセージ
音楽プロデューサーチームDFT TOKYOは、今年の12月1日、世界エイズデーを契機に新しいショートミュージックビデオを公開します。このMVは、彼女たちのアルバム《PORNO SHOP》から収録曲「SCENTED」に合わせたもので、社会におけるエイズ/HIVの理解を深めるメッセージが込められています。
コンセプトに込められた思い
DFT TOKYOは、このアルバムに「女性の性の解放」と「女の子をセクシーにするMUSIC」というコンセプトを持たせ、積極的にアートとしての性を表現しています。作品のジャケットには「コンドーム」を象徴的なビジュアルとして使用し、オリジナルのコンドームも製作。QRコードが付いたパッケージにより、リスナーが直接楽曲にアクセスできるという珍しいアプローチを取っています。
このようなデザインにより、DFT TOKYOは、性に関するタブー視されがちなテーマを率直に表現し、抑圧された感情からの解放を提案しています。彼女たちの音楽は、資本主義的な枠組みへの反骨精神が根底にあり、同時に柔らかさと強さを融合させている点が特徴です。
新作MVの見どころ
収録曲「SCENTED」のMVには、MIMI DFTの手書きによるメッセージ「Think about AIDS」が添えられており、その強い意志が映像としても表現されています。このMVは、エイズやHIVへの意識を高めるための重要なツールとなるでしょう。なお、フルバージョンは12月6日にリリースされる予定です。
メディアでの取り上げ
DFT TOKYOの新作は、Red Bullの特集企画「INS AND OUTS」にも取り上げられました。このドキュメンタリーでは、L.A.でのレコーディングの様子や、彼女たちが国内外のアーティストとどのようにコラボレーションしているかが紹介されています。また、オープニング楽曲には「HOTEL CLOUD」が使用され、注目度が高まっています。
アルバム情報
アルバム《PORNO SHOP》は、全6曲が収録されており、リリースは2018年9月14日。収録曲は以下の通りです:
- - BONDAGE
- - SCENTED
- - CHAMP AT THE BIT
- - BOUNTY SHAKE
- - AFFAIR
- - HOTEL CLOUD
特に「SCENTED」は、歌詞の中でも性を大胆に表現しており、音楽だけでなく、ダンスやアートとのコラボレーションも行われています。アーティストのMoshが参加し、タトゥーアーティスト美漸によるアートがその魅力を引き立てています。
音楽を超えたメッセージ
DFT TOKYOは、単なる音楽の枠を超えて社会的なメッセージを届けることを目指しています。彼女たちの音楽プロダクションは、コンセプト立案から映像制作、アーティストプロデュースまでを手掛け、自らの表現を続けています。
応援の声
彼女たちの活動には、多くの支持が寄せられています。例えば、中村キース・ヘリング美術館のHiraku氏は、「DFTの音楽が人々のマインドをヘルシーにする力を持っている」とコメント。セックスについての前向きな議論を促進し、安全なセックスについての意識を高める活動にも期待が寄せられています。
DFT TOKYOとのつながり
DFT TOKYOの音楽を聴くことで、私たちも性やHIVに対する理解を深め、よりオープンに話し合うきっかけを得ることができるでしょう。公式サイトやSpotify、Apple Musicで是非作品をチェックしてみてください。彼女たちの新しい挑戦は、私たちにとっても新たな視点を提供してくれることでしょう。