早稲田大学にキャンパスを持つ学生たちが、自らの手で創り上げた新しいカフェ、「橙子猫 - Orange Cat -」が注目を集めています。このカフェは、2021年10月1日に早稲田大学村上春樹ライブラリーの地下一階でオープンしました。ミッションは、学生生活に彩りを添え、心地良い空間を提供することにあります。
学生の柔軟な発想を活かした経営
「橙子猫」は、現役の早稲田大学の学生によって運営されており、経営の全業務は彼ら自身の手で行われています。事業開発やメニュー開発、雇用の全過程に関与し、学生ならではの視点を活かした柔軟な店舗づくりが特徴です。この取り組みは、学生に実践的なビジネス経験を提供し、仲間との絆を深めることを目的としています。
隈研吾氏の設計による温かみのある空間
カフェの設計は、著名な建築家・隈研吾氏が手掛けています。賑やかな学生街の中に、木の温もりを感じる落ち着いた空間が広がります。天井まで届く本棚が印象的で、まるで村上春樹の小説の一場面にいるかのような体験を提供します。訪れる学生や一般客にとって、リラックスできる特別な場所となっています。
こだわりのハンドドリップコーヒー
「橙子猫」では、専門店としてのこだわりが反映されたハンドドリップコーヒーを提供しています。特に「ライブラリーブレンド」は、名店「堀口珈琲」との共同開発によって生まれました。これは、華やかでスパイシーな風味に滑らかな口当たりがあり、文学・音楽・建築と共振する特別なコーヒー。訪れた人々にとって、特別な時間を演出する一杯として愛されています。
季節限定メニューや魅力的なフード
「橙子猫」では、食事にも独自の工夫がなされています。栗原はるみ氏提供の「季節野菜のドライカレー」は、この秋に茄子がトッピングされ、豊かな風味を引き立てます。950円(税込)で提供されるこの一皿は、十穀米との相性も抜群です。また、パニーニや人気のドーナツ、ユニークなコーヒージェリーパフェなど、多彩なメニューが揃っており、訪れた客を飽きさせません。
学生経営と地域貢献
このカフェの誕生には、学生に経営の機会を提供したいという思いが込められています。それを実現するために、村上春樹氏や柳井正氏など多くの支援者が関与しました。経営者は毎年変わる予定で、これにより後輩たちが学び、次世代に引き継がれる取組の場としても機能しています。
最後に
「橙子猫 - Orange Cat -」は、学生たちの新しい試みとして、早稲田大学の文化的な拠点を形成し、ここで過ごすひとときが特別な思い出になることでしょう。訪れることで、学生たちの情熱や創造性に触れられるかもしれません。ぜひ、機会を見つけて訪れてみてはいかがでしょうか。店舗情報は以下をご参照ください。
- - 店名: 橙子猫 – Orange Cat -
- - 所在地: 169-0051 東京都新宿区西早稲田1-6-1早稲田大学国際文学館地下一階
- - 電話: 03-5286-1257
- - 営業時間: 10:00~17:00(国際文学館の開館時間に準ずる)
- - URL: http://orangecat-wihl.com