札幌マラソン50周年: アートとSDGsを融合した特別な参加賞
2025年に開催される第50回札幌マラソンでは、ニュートラルワークス、リッチの大日本印刷株式会社、そして株式会社ピエクレックスが共創した新しい形の参加賞が提供されます。この特別なTシャツは、環境への配慮とアートの要素を見事に融合させた一枚です。
1. ニュートラルワークスの設計・製作
ニュートラルワークスは、株式会社ゴールドウインが展開するブランドであり、「都市に生きる人のウェルネスを再起動する」をテーマに据えています。今回のTシャツは、ただの参加賞ではなく、ランナー一人一人が「未来に向けた循環の担い手」となるきっかけを提供するアイテムに仕上げられています。これによって、単なる物としてのTシャツを超え、参加者に新たな意識を喚起します。
2. サステナブルパートナーとしての大日本印刷
大日本印刷は、サステナブルな製品開発に強みを持つ企業で、今回のプロジェクトでも環境負荷を最小限に抑えたオンデマンドプリントを採用しています。この方式により、必要な分だけを効率的に製作し、素材に最適なグラフィック表現を実現。また、日々進化する環境配慮への取り組みを具現化していると言えます。
3. AYAKA FUKANO氏によるアート
Tシャツに施されるグラフィックデザインは札幌の自然や大会テーマを基に、アーティストのAYAKA FUKANO氏が手掛けています。このアートが多くの参加者にどのようなメッセージを伝えるのか、期待が高まります。
4. 環境に配慮したデザイン
ピエクレックスが主導する「P-FACTS」インフラに対応したこのTシャツは、使用後に焼却されることなく堆肥化されます。これによって新たな植物を育む素材として再利用され、環境への負担を軽減します。そのため、参加者が著的に環境に優しい選択を行うことができるのです。
コラボレーションによるタオルの提供
さらに、50周年を記念して「PIECLEX × SAPPORO MARATHON」コラボレーションタオルも参加者全員に提供されます。このタオルは、特別な素材「電気の繊維」を使用し、抗菌効果を発揮します。また、洗濯を繰り返してもその抗菌効果が持続。専門技術が生み出したこのタオルは、日常生活においても多くの価値を提供します。
札幌マラソンの歴史
札幌マラソンは1976年に第1回大会が開催され、50年の歴史を持つ市民マラソンです。この大会は市民ランナーやアスリートに広く親しまれ、昨年の第49回大会ではサステナビリティをテーマに、マイボトルやマイカップ持参の取り組みを推進しました。記念すべき50回大会では、「MAKE NEW その挑戦が未来へと」を掲げ、新たな挑戦が続いていきます。
P-FACTSの意義
「P-FACTS」は、ピエクレックスが提唱する循環インフラで、製品の回収から堆肥化までを一貫して行う仕組みです。このプロジェクトは、多くの企業や地域と連携し、持続可能なファッション社会の実現を目指しています。
株式会社ピエクレックスについて
株式会社ピエクレックスは村田製作所の完全子会社として、電気の繊維「ピエクレックス」を通じて革新を目指しています。この素材は抗菌性や生分解性を持ち、時代のニーズに応えられる特長を持ちながら、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを継続しています。
2025年の札幌マラソンに向けて、このTシャツやタオルはランナーにどのような新たな気づきを与えるのか、大いに注目されます。アートとSDGsが一体となったこの参加賞が、未来への挑戦を象徴するアイテムとなることでしょう。