愛媛県初のタッチ決済導入
愛媛県では、2026年2月5日から、しまなみライナーおよびキララエクスプレスにおいて、クレジットカードなどのタッチ決済サービスが開始されることが発表されました。この画期的な取り組みは、株式会社瀬戸内しまなみリーディングや三井住友カード株式会社、ジェーシービーなど、複数の企業が共同で実現したもので、愛媛県内の交通事業者としては初めての導入となります。
タッチ決済は、専用端末にお手持ちのクレジットカードやスマートフォンをタッチするだけで、現金を用意する必要や券売機で乗車券を購入する手間を省くことができる新しい乗車方法です。この仕組みにより、特に訪日外国人や普段からクレジットカードを利用している国内のお客にとって、よりスムーズな交通利用が実現されます。
タッチ決済導入の背景
しまなみライナーは、本州の広島や福山と四国の愛媛を結ぶ高速バスとして、多くの観光客や地元住民に愛されています。2024年には年間約18万人が利用するなど、その重要性は増しています。近年、インバウンド需要の高まりや利便性の向上が求められる中で、タッチ決済の導入が決定されました。
全国44都道府県でのタッチ決済乗車サービスの展開を目指す中、愛媛県初の導入により、さらなる交通利便性の向上が期待されています。今後も交通課題を解決するため、地域の皆さんと連携して支援を進めていく方針です。
導入される路線と乗車方法
具体的には、次の3つの路線でタッチ決済が導入されます:
- - しまなみライナー(今治~福山線)
- - しまなみライナー(今治~広島線)
- - キララエクスプレス(松山~福山・新尾道線)
乗車方法はとても簡単。タッチ決済に対応したクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、あるいはスマートフォンを専用リーダーにタッチするだけで、乗車が完了します。降車時も同様です。
決済可能なブランド
タッチ決済で利用できるブランドには、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯が含まれています。これにより、さまざまなカードを持つお客様が手軽に利用できる環境が提供されます。
タッチ決済の利便性
タッチ決済は、国内外で導入が進む国際的な決済方式で、カードをタッチするだけでサインや暗証番号の入力が不要です。これにより、誰でも簡単に、安全に利用できるメリットがあります。公共交通機関だけでなく、日常生活のさまざまな場面で急速に普及が進んでいます。
タッチ決済の履歴は、QUADRACの提供するQ-moveサイトで簡単に確認できます。マイページの登録を行うことで、自分の乗車履歴をいつでも見ることができるようになります。
まとめ
愛媛県におけるタッチ決済導入は、単なる便利さ以上に、地域の公共交通利用の促進や、観光業の活性化にもつながっていくことでしょう。新たな時代の交通手段として、しまなみライナーとキララエクスプレスが、さらなる便利さを提供していくことが期待されます。