オンライン型デザインリサーチツール「CoMADO」の革命的アプローチ
株式会社ACTANTとzeroinonが共同開発した「CoMADO」は、生活者の行動や環境を観察し、対話を通して得られる洞察を集められるオンライン型デザインリサーチツールです。これまでのリサーチ手法に新しい風を吹き込む、このツールについて詳しく解説します。
CoMADOとは?
CoMADOは、オンライン上でデザインリサーチを行うためのプラットフォームで、参加者は簡単に参加でき、誰でも手軽に利用できるのが特長です。調査者は、生活空間を映し出す映像を通じて被験者に質問をすることができます。このような「観察」と「対話」によって得られるインサイトは、製品やサービスの開発に役立つ貴重な情報となります。
CoMADOの主な機能
- - 直感的なインターフェース: ツールはアプリのインストールが不要で、送られたリンクをクリックするだけで始められます。PCやスマートフォン、タブレットのブラウザから参加できるため、普段使い慣れたデバイスで気軽に利用できます。
- - 指差し機能: 参加者の非言語的な反応を示すことで、言語化できない潜在的な興味を他者に伝えやすくする機能があります。これによってリサーチへの参加度が向上します。
- - 自動連携機能: 観察中に得られた気付きをポストイットに記録でき、そのデータは即座にオンラインホワイトボード「miro」に連携されます。これにより、分析の準備時間が大幅に短縮され、調査結果の意思決定を迅速に行えます。
利用者層
このツールは、デザインリサーチの経験がない方でも利用可能です。潜在的ニーズの発見を効率的に行いたい方、調査対象者の生活空間を実際に訪問せずに観察したい方、外注せずに自社内でデザインリサーチを実施したい方に最適です。
利用シーンのイメージ
「CoMADO」は、さまざまな場面での活用が期待されます。例えば、家庭訪問リサーチを通じたワークスタイル調査や、地域の課題や魅力を掘り下げるフィールドリサーチ、美術館での子ども向けのアート教育など、多岐にわたる利用方法が見込まれます。
開発の背景
現在のVUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)時代において、企業が生活者のニーズを的確に把握するためには、従来からのデザインリサーチ手法を見直し、現場での観察を通じたアプローチが求められています。しかし、コロナ禍により現場へのアクセスが制約される中、オンラインでのリサーチ手法がますます重要になっています。
未来に向けた展望
「CoMADO」は、アフターコロナの社会を見据え、新しい価値を提供するオンライン型デザインリサーチプラットフォームとして成長を目指しています。今後はさらなる機能拡充が予定されており、調査対象者を効率よくマッチングするサービスの開発も進められています。
オンライン型デザインリサーチの「民主化」を目指す「CoMADO」は、ACTANTとzeroinonの力を結集し、誰もがデザインリサーチを行える環境を提供します。今後の展開にも期待がかかります。
CoMADOの情報
興味のある方は、
CoMADOのティザーサイトにアクセスして、最新情報やトライアルの募集を受け取ることができます。