IT企業の人事課題を解決する新パッケージが登場

IT企業の人事課題を解決する新パッケージの登場

株式会社グロースピリットが、IT企業やエンジニア組織が直面する人事制度の課題を解決すべく、「助成金活用型・人事制度刷新パッケージ」を2025年8月に正式リリースすることを発表しました。このサービスは、人材確保等支援助成金を活用し、人事制度の策定や刷新をほぼ“実質0円”で実現するための新たな取り組みです。

IT業界における人材の課題

最近、日本のIT業界においては人材不足が深刻化しています。経済産業省の調査によると、2030年には最大で79万人のIT人材が不足する見込みです。さらに、厚生労働省の統計でも情報通信業の転職入職率は全産業平均を上回り、特にエンジニアの離職率が高まっています。

この背景には、リモートワークや副業の普及、AIやクラウドなど技術の進歩によるスキルと役割の変化があります。その中で、エンジニアたちは「技術を身に付けても、評価や報酬に納得感が持てない」という不満を抱え、「成長やキャリアパスが見えずに迷っている」といった声が聞かれるようになっています。このような状況は、従来の画一的な人事制度では対応できないことを示しており、企業は柔軟な人事制度の構築が求められています。

新たな試み、助成金活用型パッケージ

グロースピリットが提供するこのパッケージは、中小企業やベンチャー企業を対象にしており、制度設計から助成金の申請までをワンストップで支援します。具体的には、制度策定にかかる費用が100万円に対して、助成金を使うことで80万〜100万円を受け取れるため実質負担がゼロになる可能性があります。

このパッケージでは、評価制度、報酬制度、教育制度、等級制度といった人事制度の四本柱を統括的に構築し、経営陣や人事担当者、現場の意見を取り入れた合意形成も支援します。また、制度が導入された後の社内説明や運用マニュアルの作成もサポートされます。さらに、助成金の申請は提携する社労士によって成果報酬型で代行可能で、初期費用がかからないのも特長です。

グロースピリットの目指す組織づくり

グロースピリットは、単に制度を作ることに終わらないよう、成果を上げてビジネスを成長させるための実効性のある制度設計を目指しています。「評価の明確性がない」といった現場の声に耳を傾け、目標管理（MBO）を中心にした公正な人事制度の構築支援に力を入れています。

実際に支援を受けた企業からは、「管理職の視点が変わり、現場のエンゲージメントが向上した」「評価への不満が消えた」といったポジティブなフィードバックが寄せられています。

これらの取り組みを通じて、エンジニアの流出を防ぎ、人事制度を進化させ、一層の成長を実現することが期待されています。

グロースピリットは、今後もIT企業向けの高品質なHRソリューションを提供していくことに専念していきます。これにより、さまざまな開発を担うDXソリューションやIT人材のリスキリングを進める教育ソリューション事業にも力を入れていく方針です。