ラジオの力で地域を守るFMとまこまいの挑戦

FMとまこまいの挑戦

北海道苫小牧市にあるコミュニティラジオ局、FMとまこまい（FM83.7MHz）が新たな挑戦を行っています。今回のプロジェクトは、地域防災のための「緊急割込システム」の導入を目指すクラウドファンディングです。これは、緊急時に迅速に情報を発信するための重要な設備であり、地域の安全を確保するため不可欠な役割を担います。

1. FMとまこまいの背景

FMとまこまいは、阪神・淡路大震災をきっかけに市民の手で立ち上げられたラジオ局です。共通のルーツを持つFMひらかたが閉局した後、その放送機材が現在、苫小牧で活躍し続けています。これには、これまでの歴史を大切にし、地域に寄り添った放送を続けるという強い想いが込められています。

2. クラウドファンディングの目的

FMとまこまいのクラウドファンディングは、150万円を目指しています。この金額は、防災アナウンスシステムである緊急割込システムの導入費用125万円と、防災に関する周知活動費25万円を含んでいます。若い世代にデジタル技術を用いた資金調達の重要性を理解してもらう中で、一方でネットにあまり馴染みのない市民への直接支援の要望にも応えたいという意図もあります。

3. 緊急割込システムの導入必要性

現在のFMとまこまいでは、パーソナリティやディレクターが手動で操作を行うため、緊急放送には限界があります。そのため緊急割込システムの導入は、この問題を解決するための重要な取り組みです。このシステムの導入により、「何が起きているのか」といったリアルタイム情報を迅速に発信できるようになり、地域住民の安全を守る役割を果たします。

4. 皆さまへのお願い

このプロジェクトは、私たちだけの取り組みではなく、地域全体・全住民の安全を守るための重要な一歩です。支援をいただくことで、苫小牧市や周辺地域（白老町、厚真町、安平町、むかわ町）を含む約20万人の住民が安心して暮らせる環境づくりを進めていきます。

さらに、FMとまこまいはただのラジオ局ではなく、地域の“インフラ”として、みな様の生活に寄り添う存在であり続けたいと考えています。クラウドファンディングを通じての支援が、この目標を達成するための重要な鍵となります。